ジェラーブルス作戦のトルコ軍に初の犠牲者
2016年08月27日付 Hurriyet 紙

シリアで続く「ジェラーブルス作戦」の第4日目、インジルリキ基地から出発した2機のトルコ軍戦闘機はジェラーブルス周辺にてテロ組織IS系の標的に加え PYD/YPG系の武器庫を攻撃した。夕方にはジェラーブルスから5~6キロ南でトルコ軍の戦車2台がYPGの対戦車砲の標的となり、28歳のエルジャン・チェリキ下士官(28歳)が殉職、ほか3名の兵士が負傷した。

トルコ軍(TSK)がシリアに進行した水曜日から開始された「ジェラーブルス作戦」で、PYDが初めてトルコ戦闘機を標的にした。夜間にYPGの対戦車砲がTSK戦車を標的とした結果、戦車2台が攻撃を受けエルジャン・チェリク下士官が殉職、兵士3名が負傷した。

インジルリキ基地を出たとされる2機のF-16は、ジェラーブルス南部でテロ組織PKKのシリア分派であるPYD系の武器庫を標的とした。武器庫は壊滅し、激しい爆発が起こった。
一方、YPGは昨夜ジェラーブルスの5~6キロ南に駐屯していたトルコ軍戦車をロシア製対戦車砲「コルネット」で攻撃。戦車は小破し、戦車兵1名が負傷した。なお小破した戦車は作戦任務を続行した。

21時、同地域でYPGはさらに1台の戦車を同型の対戦車砲で攻撃した。攻撃を受けた2台目の戦車でエルジャン・チェリキ下士官が殉職し、兵士2名が負傷した。負傷兵は治療のためガーズィアンテプに搬送された。特定されたYPGの拠点は国境の手榴ミサイルで砲撃された。

■一部情報を軍は否定

シリア国境線に駐留中のトルコ軍砲撃部隊は、ジェラーブルス作戦開始から1日後にメンビス北部からジェラーブルスへ向かって進行したというPTDの一団をフルトゥナ榴弾砲で攻撃し壊滅させた。またトルコ軍戦闘機が昨日、PYDの武器庫に加え、ジェラーブルス周辺にてISのものと判明した6地点の標的を攻撃した言われているが、軍関係者はこれを認めていない。トルコ軍戦闘機は作戦初日、ISに3度の攻撃をしかけ、12地点を撃破した。榴弾砲フルトゥナによる攻撃も一定間隔で継続された。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:41120 )