UAE:石油とガス部門以外への投資機会を窺う
2016年09月02日付 al-Hayat 紙

■「UBS」は中東地域における石油・ガス部門以外への投資機会を窺う

【ドバイ:本紙】

中東地域は、石油・ガス製造以外の分野における経済多様化を可能にする位置を占めており、他の多くの部門における可能性を見込んでいる。エネルギー価格の低下が、中東地域による炭化水素産業以外への投資を深刻に必要にしている。そのような多様化から利益が得られるとして好まれる分野は、太陽光エネルギー、観光、金融部門などである。加えて、好まれるいくつかの地域経済として、海外投資への開放を進めるサウジアラビア経済が含まれる。

資産運用で世界最大手の銀行とみなされる「UBS」の報告書は、以下の可能性を指摘する。「〔中東地域の〕いくつかの地域経済の内部でこの多様化の範囲が拡大すると、最終的にはドルとの為替システムの結びつきの度合いが弱くなる。このことは長い期間にわたりこれら経済の柔軟性を助けることになるだろう。」

「UBS」の資産運用部長のユアーグ・ジルトナー氏は次のように述べた。「世界の中の中東地域の立場が継続的な上昇基調にあるとしても、この地域が必要とする諸改革は簡単なものではないことは明らかだ。私たちは今後数年間、様々な困難に直面するだろう。しかし、私が顧客や投資家たちに見出してきたプロフェッショナルな精神、謙虚さや確実性を尊ぶ気持ちは、中東地域が将来地歩を固めることができるという確信を私に抱かせている。」

(後略)

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( 翻訳者:柳井丈司 )
( 記事ID:41165 )