トルコ軍「ユーフラテスの盾」作戦で3人、犠牲に
2016年09月07日付 Cumhuriyet 紙

トルコ軍の「ユーフラテスの盾」作戦に関して発表が行われた。発表では、3人の兵士が犠牲になり、4人の兵士が負傷したと伝えられた。

トルコ軍が始めたユーフラテスの盾の作戦の14日目で、シリアのヴクフ地区にいるイスラム国(IS)が2台の戦車に向けたロケット弾で3人の兵士が犠牲になり、5人の兵士が負傷した。こうして、作戦が始められてから犠牲となった兵士の数は4人となった。

トルコ軍がこの件に関して行った書面による発表では、「ヴクフ地域で行われた戦闘の際、ISのメンバーがTASロケット弾を用いて2台の戦車に向けて行った攻撃で、残念ながら勇気ある2人の戦友が犠牲となり、5人の勇気ある戦友が負傷した。負傷者はすぐにヘリコプターで病院に送られ治療された」と書かれていた。負傷者のうちの一名は、のちに死亡した。

■シリアで、犠牲となった兵士の亡骸がガーズィアンテプへ運ばれた

シリアで、ISによる、トルコの二両の戦車へ向けて行われたロケット弾の攻撃で犠牲になった兵士の亡骸がガーズィアンテプへ運ばれた。

犠牲となった兵士の亡骸は、ガーズィアンテプの法医学協会へ運ばれた。犠牲者の亡骸はここで検死の後、明日の軍の式典とともに故郷に運ばれるという。

トルコ軍の発表では、作戦の14日目で、テロリストに関係する44の目標に向けて153の攻撃が行われすべて命中したこと、戦闘で2人のメンバーを失った自由シリア軍が2つの村を手に入れたとし、以下のように説明した。

「2016年8月24日、ユーフラテスの盾作戦が始まった日から今日まで、合計437の目標に向けて1852の攻撃がなされてきた。連合空軍の戦闘機により、12時30分ごろにバラギダハ地域で確認されたISの目標を攻撃した。加えて今日、連合軍の支援を受けた自由シリア軍がヴクフとサドヴィ村を手に入れた。 この地域で作戦は続けられている。ヴクフ地域で行われた戦闘の際、ISがTASロケット弾を用いて2両の戦車に向けて攻撃し、残念ながら2人の勇気ある戦友が犠牲となり、5人の勇気ある戦友が負傷した。負傷者は、すぐにヘリコプターで病院に運ばれて治療がされた。加えて、ヴクフ地域とその周辺での戦闘で、自由シリア軍の2人が亡くなり、2人が負傷した。同じように負傷者は避難させられ病院で治療が始められた。テロ組織が活動し、国境地域で安全の危機を生んでいるシリアの北の地域で、連合軍の作戦を支援するトルコ軍は、そこに暮らす市民が被害を受けないよう、あらゆる措置をとり、またこの点で細心の注意を払っている。」

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( 翻訳者:西田夏子 )
( 記事ID:41177 )