【ジャーメ・ジャム・オンライン】テヘラン金曜礼拝導師は、「FATFについて最終的に決定するのは、国家安全保障最高評議会であるのは事実だ。しかし、決定の最終段階に達する前に、〔政府や国家安全保障最高評議会の〕諸氏はそれについて検討・批判する権利を〔金曜礼拝導師に〕認めるべきだ」と述べた。
ジャーメ・ジャム・オンラインがファールス通信の報道として伝えたところによると、今週のテヘラン金曜礼拝の導師を務めたホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのセイエド・アフマド・ハータミーは、〔‥‥〕FATF問題について「この件では、多くの言うべきことが言われた。この分野での意思決定機関は国家安全保障最高評議会であって、金曜礼拝の場ではないことは事実だ。しかし金曜礼拝は問題点を明るみに出すべき場なのである〔‥‥〕」と指摘した。
同師はさらに、次のように続けた。
コーランは、宗教団体は独立不羈であるべきだと語っており、また預言者に関する信頼できる伝承によれば、イスラーム教は最高の地位を有しており、イスラームよりも高位のものは存在しない。他方、憲法153条は、天然資源や経済資源、文化、軍などに対する外国の支配を招く可能性のある協定は、いかなるものも禁じられていると述べている。
ハータミー師はさらに、次のように付け加えた。
以上のことを考えれば、次のように言わねばならない。すなわち、この問題の意思決定者は国家安全保障最高評議会であることは事実だが、しかし最終決定段階に至る前に、〔政府や国家安全保障最高評議会内の〕諸氏は賢明なる批判と検討をする権利を〔金曜礼拝を取り仕切る宗教指導者に〕認めるべきである。なぜなら、これは〔国の〕責任者たちを助けるものでもあるからだ。〔‥‥〕
同師は、この分野での最終的な判断は国家安全保障最高評議会が出すと強調しつつ、
国家安全保障最高評議会は二つの基本的な点に注意を払わねばならない。まず第一に、もしこの協定が国の独立を害するものであると判断した場合には、それを断固拒否しなければならないということであり、次に相手側は約束違反をその本質とする敵どもだということを認識しなければならない、ということである。実際、彼らが核合意で何をしたのか、われわれは目にしたばかりである。〔‥‥〕
と述べた。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:NY )
( 記事ID:41327 )