イェニボスナ爆弾犯グループ逮捕、危うくリンチ
2016年10月07日付 Hurriyet 紙


昨日の昼、イスタンブルのイェニボスナで発生した爆発後に次々に続報が...。襲撃がPKK(クルディスタン労働者党;非合法)のテロ組織によるものだったことが判明した後、夜間に電撃的な展開があった。イェニボスナにある建国75周年記念警察本部とバフチェリエヴレル兵役事務所のそばで爆弾を詰んだバイクが爆発し10人が負傷した事件で、その場にいたPKKのテロリストを含む6人が逮捕された。

■自身らを一家と偽り逃亡を画策

 イスタンブルテロ対策・情報支部の捜査チームは、周辺の防犯カメラを解析した結果、爆発したバイクの持ち主にたどり着いた。警察はバイクの持ち主3人を拘束するとともに、ヴァタン地区のテロ対策・情報支部に連行、取り調べを行った。取り調べで持ち主らは、バイクは友人に貸し出したと証言。これを受け、特定した人物をPKKのテロ組織メンバーと判明し、捜査を進めた。容疑者らの最初の証言の裏付けでは、PKKの犯人らは数人とともに自身らを一家と偽り、車で南東アナトリア地区へ逃亡しようと画策していた模様だ。

■特別捜査チーム、偽装IDを持つ爆弾犯らを拘束

 イスタンブルテロ・情報支部の捜査チームで構成する特別捜査チームは、女性1名を含むPKKの爆弾犯3名の乗る車両を捕らえるためイスタンブルから出動。車両はアクサライ県でイスタンブルから来た特別捜査チームに止められた。チームは車両にいた犯人とほか2人を拘束した。犯人らの所有するIDカードは偽物であることが判明。警察官は車両への捜査で「グロック」製の拳銃を押収し、拘束された女性1名を含む3名はイスタンブルテロ・情報支部へと移送されるべく連行された。

■危うくリンチ

 警察官に止められた車両で拘束されたエクレム・G、フェレク・G、セルダル・Gは、警察の取り調べの後、アクサライ国立病院に運ばれた。周辺の住民らは、健康状態の検査を受け病院から出てきた容疑者らに激しく抗議した。

■爆弾犯の支援者に対しオペレーション

 警察は、爆発に関与した容疑者らを逮捕するため始めた捜査、捜索を続けている。

■車両のナンバープレートは偽物

 3人はアクサライで止められ、イスタンブル・イェニボスナでの爆弾を積んだバイクによる襲撃事件の容疑者として拘束、逮捕された。押収された車両のナンバープレートは偽物で、34VJ4277というナンバーは実際には34GJ4277であることが判明した。

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( 翻訳者:貝瀬雅典 )
( 記事ID:41374 )