フランスのナンシーで43歳のトルコ人が2009年5月から2016年1月にかけて偽の医師免許でフランスのいくつかの病院で麻酔専門医として勤務していたことが分かった。
フランスメディアの報道によると1973年生まれの容疑者U.Ç.はアルジェリア人の友人の医師免許のコピーを改ざんし、氏名の欄に自分の名前を記載した。偽医師はこの方法で2009年にCorbeil-Essonnes病院で麻酔専門医として働き始めた。その後次々にJuvisy-sur-Orge病院とLongjumeau eu Essonne病院で勤務した。U.Ç.は最終的に2013年にNancy Adolphe-Pinard地区産院で麻酔専門医として勤務を始めたとわかった。
■私はミスをしたことはない!
偽医師の計画は2015年に彼に関して行われた根拠のない通報によって潰えた。2015年12月にEvry裁判所はU.Ç.を起訴し、1年の懲役が言い渡された。裁判の段階でまだナンシーで勤務を続けていたU.Ç.は弁明で「8年間この仕事をしているがミスをしたことはない」と話した。警察への供述で、友人の医師免許を改ざんしたと自白した偽医師は、実際は看護師であると話した。
■アルジェリア人:私たちの中にこのような医者はいない
Evry裁判所はU.Ç.に医療行為を禁じ、書類を彼が勤務を続けていたナンシーに送った。メスに住むU.Ç.はまず2016年2月に逮捕された。その後釈放された偽医師の免許を調べた警察技術サイバー犯罪局は免許の偽装をつきとめた。同時期にアルジェリア当局もこのような名前の医者はアルジェリアでは登録されていないという情報をフランスに伝えた。
■3月に詐欺罪で判決が出る
これに関し、偽医師は9月30日に再び逮捕された。裁判が保留となり釈放されたU.Ç.は3月に詐欺罪及び医療行為を違法に行った罪でナンシー刑事裁判所で裁判にかけられることになる。
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( 翻訳者:奥村 茜 )
( 記事ID:41407 )