ディヤルバクル県ハズロ郡で、テロ組織に対して行われた軍事作戦の際に押収された157トンもの硝酸アンモニウムと1000リットルもの液体燃料が報道陣に公開された。第七軍団の作戦指揮のもと軍警察と共同で、昨日(27日)ハズロ郡レシク町の国境線沿い2地点に対し、道路や土地への手製爆弾の設置や、爆発物を積載した車両による爆発、公務員や公共施設に対する襲撃等を実行していたPKK所属テロリストらの逮捕、並びに爆発物製造の際に使用している原料の押収を目的とした軍事作戦が行われた。この軍事作戦で押収された157トンもの硝酸アンモニウムと1000リットルもの液体燃料は、同郡の軍警察司令部によって報道陣に公開された。
郡軍警察司令部の職員で爆発物の専門家が現場で行った会見では、ある内部告発を受けて調査をした結果、レシク町の郊外にある廃墟やそれらの別棟にテロ組織によって爆発物を積載した車両による襲撃や手製爆弾を使ったテロ行為等に利用される目的で保存されていた157トンもの硝酸アンモニウムと1000リットルもの液体燃料が押収されたことが明らかになった。
「今回押収された原料は、おそらく総量としてトラック15台分、バン型車両50台分または乗用車100台分にも及ぶ自動車テロを未然に防ぐ結果となった」と話す爆発物専門家は、さらに以下のよう述べた。
「爆発物を積載した1台のトラックによって、3階建てのビルに対し、50メートル程離れた場所から爆発による襲撃をした場合、そのビルは完全に倒壊してしまうことを念頭に置くと、今回押収された硝酸アンモニウムを使用してテロ組織が実行しようとしていたと考えられる、爆発物を積載したトラック15台分もの襲撃の可能性を(今回の軍事作戦によって)防いだことになる。共和国検察庁の指示に従い、硝酸アンモニウムが押収されるとともに、被疑者1名が身柄を拘束された。」
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:41505 )