イラク・アバーディー首相、言いたい放題
2016年11月01日付 Hurriyet 紙


イラクのハイダル・アル=アバーディー首相は、イラクはトルコとの戦闘を望んではいないが、その準備はできていると述べた。アバーディー首相はさらに、「イラクへの侵攻はトルコ分裂の要因となるだろう」と主張した。

イラクのアバーディー首相は、「トルコとの戦闘を望んではいないが、対峙した際の交戦準備はできている」と述べた。フランス通信社(AFP通信)の報道によれば、アバーディー首相はテレビ生放送の記者会見にて、トルコによるイラク国境の街スィロピへのトルコ国軍派遣についてコメントした。

■「トルコは分裂するだろう」

アバーディー首相は、「イラクへの侵攻はトルコ分裂の要因となるだろう。トルコとの戦闘、対峙は望んでいない。しかし、対峙した際の交戦準備はできている。その際はトルコを敵とみなし、相応の対応をとる」と話した。

さらに、構成員の大多数をシーア派民兵が占めているハシュディ・シャビ部隊の公式ツイッターアカウントもトルコを脅迫した。共有されたメッセージには次のように書かれた。「トルコによるヤズィーディー教徒の街シンジャールへのいかなる侵攻にも、イラクのハシュディ・シャビ部隊が総力を挙げて立ち向かう。ハシュディ・シャビ部隊は、我々の土地をトルコから守る」

■イスラム国へ打撃

イラク国軍は、2014年6月10日にイスラム国(IS)によって征服されたモースル奪還のため、10月17日に開始された奪還作戦にてモースルへの侵攻を続けている。AFP通信の報道によれば、イラク国軍の対テロ特殊部隊がモースル南東のジュデイタト・アル=ムフティー地区に入ったとされる。同対テロ特殊部隊は、10月31日にまずコクジェリ村とモースルのテレビ放送棟を制圧し、その後モースル市街への侵攻を続けた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:41546 )