ベシクタシュ自爆犯の一人、身元判明
2016年12月17日付 Cumhuriyet 紙


イスタンブルのベシクタシュで自爆した犯人のうちの一人の身元が判明した。一方、爆発に使われた自動車が、ブルサスポーツ応援団がスタジアムを去るために閉鎖された道路で、30分間待たされていたことがわかった。

ベシクタシュで自爆テロを行った犯人の一人の身元がわかった。

イスタンブル警察テロ対策支部が行っている捜査により、事件現場で採取されたDNAサンプルが、法医学局で検査された。件さの結果、マチカ公園の近くで自爆した犯人は、ウルファ県スルチに住民登録のあるエルダルというコード名をもつブルク・ヤヴズ(20)であることがわかった。

ハバル・チュルク社ユスフ・ドアンとムスタファ・シェケルオールの報道によると、爆弾を積んだ車両は、12月6日に、R.C.から、逮捕されたトーファン・Bへ、売却された。この売却は、カルタル地区の第10登録所で行われた。車両は、トーファン・Bにより、自動車とともに自爆したムラトというコード名のテロリストに引き渡された。

残された映像によると、車両は、13時22分に登録所のある通りに入り、駐車する場所がなかったために先に進んだことが記録されている。第10登録所のケナン・ソイレメズ氏は、自身が車の売買にかかわったことをニュースで知ったといい、「登録を調べた。3人できていた。物静かだった。疑わしい様子はなかった。販売における優先事項は、身分証明書がちゃんとしていることだ。用心のため、叔父の名前、叔母の名前、子供がいるかどうか、といったことをきくようにしている。あの時も、そういったことを聞いた。私たちにとっても、普通の売買だった。売買を行う人の身分証明書番号をコンピューターに入力すると、自動的に、警察にも情報がいく。彼らが指名手配中なら、すぐに警察がくるか、電話がかかってくる。そうしたこともなかった。」

■爆弾を積んだ車は、30分、渋滞で待たされた

イスタンブルのベシクタシュで、テロ組織PKKが行い、44人が命を落としたテロに関する詳細が明らかになりつつある。情報によると、12月10日、警察は、ブルサスポーツの観客がスタジアムをです前の22時頃に、通りを封鎖した。ブルサスポーツの応援団が去るのに、約30分かかった。このとき、ガズハーネ通りからドルマバフチェ通りに降りてきていた車は、警察により止められた。車が並んで待っているなかで、爆弾を積んだ車は、7台目に位置していた。

警察が通行止めを解除すると、前の6台の車両と並んで、発進した。ムラトというコード名のテロリストが運転していたとみられる車両は、道路脇にいた機動隊の傍で、テロリストにより爆発された。

■車を降りて、公園へ

マチカ公園近くで自爆したテロリストはというと、通行止めになるまでは車に乗っていた。止まっている間に車から降りて、公園にむかったとみられている。このテロリストは、エルダルというコード名を使っていたことがわかった。通行止めにした警察官は、自爆テロで亡くなったハシム・ウスタ氏とヒュセイン・ダルグルチ氏であった。

一方、爆発の前に、ヴァタン通りで2回にわたり爆弾を積んだ車両のなかでその姿が見られている女性の身元は、まだわかっていない。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:41779 )