エジプト:韓国との関係強化を望む
2016年12月11日付 al-Hayat 紙

■エジプトは韓国との協力関係の強化を望む

【カイロ:マールシール・ナセル】

エジプトはあらゆる部門における韓国との協力・調整強化を望んでいる。具体的にいえばエジプトのシーシー大統領は韓国国土交通部のカン・ホイン(姜鎬人)長官と国土交通部、企画財政部、外交部、韓国輸出入銀行、韓国鉄道公社の代表者から成る随行団と会合した。

シーシー大統領は現在進行中のプロジェクトを提示した。その中には150万フェッダーン(*1)の開拓、スエズ運河のハブ開発、新行政首都を含む新都市の建造が含まれる。同大統領は「現在進行中の野心的な経済改革があり、様々な部門では投資優遇措置も進められている。こうした中で韓国企業がこれらのプロジェクトに参入することをエジプトは熱望している」と強調した。

アラー・ユーセフ大統領府報道官は、去年3月にシーシー大統領がソウルを訪問したのを機に両国の関係が飛躍的に進歩したことを賞賛した。同大統領のソウル訪問の際には「包括的協パートナーシップ」宣言とエネルギー、電気、運輸分野における開発プロジェクトの実施のためにエジプトに対する30億ドルの融資パッケージの供与が調印された。

一方でシーシー大統領は「合同貿易委員会や財界人共同会議を含む協力体制整備を継続していき、両国間の現行のパートナーシップの活性化を継続することが重要である」と強調した。

*1:1フェッダーンは約4200平方メートル。
(後略)

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( 翻訳者:長谷川健司 )
( 記事ID:41781 )