ハーメネイー最高指導者「皆が一致して闘えば25年後にはシオニスト体制は消滅するだろう」(1)
2016年12月15日付 Mardomsalari 紙


 イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイーは昨日(水曜日)の正午、パレスチナのイスラミック・ジハード運動の総書記ならびに随行団と会談し、その中で「パレスチナ問題を忘却させようと、シオニスト体制の支持者たちは執拗に危機を作り出しているが、それにもかかわらず、この高貴なる大地はパレスチナの国民ならびに各組織の抵抗と努力によって解放されるだろう」と強調した。


 イスラーム革命最高指導者は、パレスチナ人の間にある信仰に根付いた〔闘争への〕意思および抵抗の精神を称賛した上で、「聖地エルサレムを解放する唯一の手立ては闘争と抵抗である。それ以外の方法では成果は得られない」と付け加えた。

 同師はイスラミック・ジハード運動が提唱した、シオニストどもに対する団結と抵抗のための10ヵ条の提案を歓迎した上で、「この提案で重要なのは、闘争が強調され、妥協的な取り決めが完全に拒否され、パレスチナ各組織の連帯が力説され、敵との妥協を目指す一部の反動的な国々の試みが糾弾されていることである」と付け加えた。


 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、この提案は実行に移されねばならないと強調した上で、「〔パレスチナ人の中に〕イスラミック・ジハード運動が提案した10ヵ条の実現を阻むよう、密命を帯びた者たちがいることは、疑問の余地がない。それゆえ、この提案が机上のものにとどまることのないよう、そして当初の戦術的称賛の後、徐々に忘れ去られるというようなことのないよう、気をつけなければならない」と指摘した。

 革命最高指導者は、地域が抱える様々な問題を引き起こしている真の犯人は「大いなる抑圧者にして大悪魔」ことアメリカに他ならないとし、地域にいる小悪魔たち〔※サウジなどの親米国家のこと〕が現在の危機の発生に関与していると指摘した上で、「彼ら全員が目論んでいるのは、地域の一般民衆にとってパレスチナ問題が取るに足らぬものとなること、各国民の記憶から消え去ってしまうことなのである」と付け加えた。

つづく


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( 翻訳者:KBYS )
( 記事ID:41828 )