ハーメネイー最高指導者「皆が一致して闘えば25年後にはシオニスト体制は消滅するだろう」(2)
2016年12月15日付 Mardomsalari 紙
イスラーム革命最高指導者はさらに、「イスラーム共和国は地域で起きた一部の問題に巻き込まれているが、それにもかかわらず、パレスチナこそイスラーム世界の第一の問題であるということを、つねに、そして明確に表明してきたし、またこの問題で自分がすべきことをしっかりと実行している」とも述べた。
同師は、「パレスチナ各組織、ならびにアラブ人ウラマーや知識人、著述家たち」にはパレスチナ問題が各国の民衆の心の中に活き活きととどまるよう努力する義務があると指摘した上で、「パレスチナ問題こそが〔解決されるべき〕最優先の課題であるという考え方や言説がイスラーム世界の中で確立するよう、より一層の努力をしていかねばならない。例えば、一部の国の妥協的な指導者たちが、〔パレスチナ問題で妥協的な態度を取れば〕各国民がどのように反応するのかについて恐怖を抱くような思想空間を創りあげていかねばならない」と指摘した。
アーヤトッラー・ハーメネイーは、さまざまな事件を起こし、そこに宗教という要因を関わらせようと、アメリカとその地域の追随者たちは試みていると指摘した上で、「これらのプロパガンダにもかかわらず、犯罪者であるタクフィール主義者たちの手によって虐殺されているのは、アレッポ(ハラブ)やモスル(マウスィル)、その他の街に住むスンナ派の住民たちなのである。それゆえ、これらの危機にシーア派とかスンナ派とかいった問題は関わりがないのである」と付け加えた。
革命最高指導者はさらに、〔‥‥〕「ダーイシュやヌスラ線戦等のタクフィール主義組織に対して、皆が一致して対抗することが、地域の最重要懸案の一つとなっている。というのも、そうでなければ、タクフィール主義者たちがつねに問題を引き起こすことによって、パレスチナ問題は脇に追いやられてしまうだろうからだ」と付け加えた。
アーヤトッラー・ハーメネイーは占領地パレスチナへのタクフィール主義者たちの侵出に対しては、断固として戦うことが必要だとした上で、「これらの組織が帯びている密命、それは〔イスラーム世界の中に〕分断・混乱を引き起こすことである。彼らには警戒を怠ることなく、断固たる態度で対応していかねばならない」と付け加えた。
〔‥‥〕
この記事の冒頭に戻る
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:YM )
( 記事ID:41829 )