イスタンブル広域市は、イスタンブルで直近に計測された積雪深を発表した。チャタルジャ郡スバシュ村での積雪は110cmに達した一方、アルナヴトキョイでは60~65cm、ビュユクチェクメジェとスルタンガーズィでは55~60cmまで達した。トルコ航空は、明日8日午前9時までの9便を除くイスタンブル・アタテュルク空港を発する国内線および国際線の運行を取りやめることを決定した。
イスタンブル広域市(İBB)は、降雪に関する最新の状況を発表した。
発表によると、「積雪は日中にも地域的に猛吹雪となり県全域に影響を及ぼした。降雪によってしばしば渋滞が発生し、交通管理チームの努力により通常状態に戻った」という。
■積雪深
町で17時までに計測された積雪深は次の通り。
・チャタルジャ郡スバシュ村:110cm
・アルナヴトキョイ:60~65cm
・ビュユクチェクメジェ、スルタンガーズィ:55~60cm
・バシャクシェヒル、エセンユルト、ベイリクデュズュ、ガーズィオスマンパシャ:45~50cm
・アーヴァ、テケ、ベイコズ、サルイェル、ゼケリヤキョイ:40cm
・アレムダー、オメルリ、アリベイキョイ、キャウトハーネ:25cm
・ウウル・ムムジュ、バフチェリエヴレル、キュチュクチェクメジェ:25cm
・チェクメキョイ、ウムラニイェ、サンジャクテペ:20cm
・アタシェヒル、マルテペ、カドゥキョイ、ウスキュダル、シレ、ベシクタシュ、バクルキョイ:15~18cm
・ペンディキ、カルタル、トゥズラ:10cm
■THY、9便を除く全便を朝まで欠航
大雪のため、トルコ航空(THY)は、明日午前9時までの9便を除くイスタンブル・アタテュルク空港を出発する国内線および国際線の航行を取りやめることを決定した。THYは、フライトチームに宛てた説明で、欠航にならない以下の便のチームに対し空港に来るよう求めた。
■運行するのはこれらの便
・TK5110イスタンブル・アタテュルク~ジッダ:04:00発
・TK1821イスタンブル・アタテュルク~パリ・シャルルドゴール:08:00発
・TK1629イスタンブル・アタテュルク~ミュンヘン:08:10発
・TK003イスタンブル・アタテュルク~ニューヨークJFK:08:25発
・TK1979イスタンブル・アタテュルク~ロンドン・ヒースロー:08:40発
・TK1857イスタンブル・アタテュルク~マドリード:08:45発
・TK1873イスタンブル・アタテュルク~ミラノ:09:05発
・TK1851イスタンブル・アタテュルク~アムステルダム:08:55発
・TK1523イスタンブル・アタテュルク~デュッセルドルフ:09:00発
THY報道官のヤフヤ・ウスチュン氏は、イスタンブル・アタテュルク空港での異常な天候状況に関連して発生する混雑のため、イスタンブルを出発する運行が非常に制限された形で行われると説明し、「このため、イスタンブルを発する便で移動をされるお客様はアタテュルク空港に来る前に必ず運行状況をTHYのwebサイトまたはコールセンターでご確認ください。報告によると、移動されるお客様の旅程に不利益が生じないよう重要視しております」と話した。
■THYのチケット売り場で混雑により行列
降雪による欠航のため、トルコ航空チケットカウンターの前には長い行列ができた。
混雑が発生したため、THYはチケット業務スピードアップのため、現在あるチケット販売カウンターに追加して13ヶ所の国際線チケット販売カウンターを開いた。それにも関わらずチケット販売カウンターの前には長い行列ができた。THYチケット販売列で待機する旅行者に、サンドイッチと飲み物が配られている。
■THYのチケット変更のためには
THYは公式インターネットサイトで発表を行い、イスタンブルで発生している異常な天候状況により、2017年1月7日とそれ以前に販売されたチケットについて、提携会社の、2017年1月6日から2017年1月8日の間にイスタンブル・アタテュルク空港およびサビハ・ギョクチェン空港を発着・経由する全てのトルコ航空およびアナドルジェットの便を予約した個人およびグループの乗客の手続きは、支払い条件に関わらず2017年1月15日までに手続きが行われ、新たな予約が2017年1月18日までのTK便になる場合に限り、無料での変更を行われることを知らせた。
■旅行者はホテルに
THYの欠航となった便の乗客らをホテルに案内し続けている。アタテュルク空港国際線ターミナル入口階にあるホテルデスクには長い列ができた。THYの乗客が不利益を被らないようにバスに乗せられ滞在するホテルまで運び、そこでチケットの手続きを行っている。
■ブルサ―イズミル自動車道で立ち往生の人々に燃料支援
12時間に渡って封鎖されているブルサ―イズミル自動車道でガソリンが尽きた車に、ディーゼル燃料とベンジン燃料の支援が行われている。イズミルから30キロメートル地点にいるタンクローリーから補給されたベンジンとディーゼルは缶に入れられ、軍警察と首相府災害危機管理庁(AFAD)によってこれらの車に届けられている。ブルサ広域市のレジェプ・アルテペ市長は、5000人に物資を配っていると述べ、「自動車道に取り残された試飲に物資と燃料の支援を行っている。我々の試みは絶えず続いている」と述べた。さらに、自動車道はブリザードと大雪によって未だに封鎖された状態であるという。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:41922 )