元日夜にレイナで39人を殺害したウズベク系テロリスト・アブドゥルガディル・マシャリポフの妻が、マルテペの民家への強制捜査で逮捕された。傍にいた1歳半の娘は保護された。マシャリポフ本人はテロ後、4歳の息子と逃亡したことが判明した。
元日夜、イスタンブルのオルタキョイにあるナイトクラブ・レイナで39人が殺害されたテロ攻撃の捜査を進めているイスタンブル警察は、重要な情報を入手した。それによると、ウズベク系テロリスト・アブドゥルガディル・マシャリポフは、1歳半の娘と4歳の息子、妻とともに2016年初頭にコンヤにやって来た。
■支援者を捜索している
マシャリポフ一家は、12月の終わりにイスタンブルのバシャクシェヒルにある家を借りた。マシャリポフは、12月31日の夕方、妻に「お別れをしよう」と告げ家を出た。レイナで殺人に及んだ後、妻と子供たちが連れてこられたゼイティンブルヌの家に戻った。マシャリポフは、ここから4歳の息子を連れ出し消息を絶った。
水曜日、イスタンブル警察はマルテペの民家に強制捜査を行い、マシャリポフの妻を拘束した。傍には1歳半の娘もいた。イスラム国(IS)メンバーのマシャリポフの妻はイスタンブルテロ対策本部で取り調べを受け、1歳半の娘は保護された。マシャリポフの妻は警察への最初の供述で、テロのあった夜について「別れを告げて、家を出た」と語った。
拘束された妻からの情報を元に、イスタンブルに潜むISグループと、マシャリポフを支援したと思われる人物を突き止めるべく、捜査が進められている。
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( 翻訳者:貝瀬雅典 )
( 記事ID:41961 )