シリア政治解決への交渉、加速化―アスタナ会議、反体制派参加へ
2017年01月14日付 Hurriyet 紙
シリアにおける恒常的な停戦の確保と内戦に対し政治的な解決策を見つけるために、1月23日にカザキスタンの首都アスタナでアサド政権と反対勢力の間で行われる会議を前に、アンカラとモスクワで、重要な会合が行われた。
先週の水曜日以来、アンカラで行われている反政府勢力の集まりで、アスタナ[会議]へ参加する方向で決定がなされたと発表された。外務省、参謀本部と国家諜報機構(MIT)の関係者も参加した会議には、シリアの31の反体制派グループのうち27がアスタナ[会議]に参加する方向での決定を下したという。
ある反体制派[組織]の代表は、ヒュッリイェト紙に対し、会議はまだ続いているとし「(アスタナ)会議に参加する方向で、大多数の賛成で決定が下された。シャーム自由人[イスラム運動]などいくつかのグループは、体制派の軍が、(前回の)停戦に従わなかったという理由で、アスタナ[会議]への参加を内容とする声明にサインをしなかった。これらのグループは、まず、シリアで、現在の停戦が、体制派とロシアによっていかに破られたかを確証するため、アスタナ[会議]より前に、国際監視団がシリアにおくられるよう要求している」と述べた。
■サウジの妨害のうわさ
別の反体制派の代表は、サウジアラビアがアスタナへ参加させないよう、反体制派グループに圧力をかけていると主張した。この人物は、「アラビア語メディアに流れた情報によると、トルコが反体制派グループに対しアスタナへの参加を強要しているとの情報が流れている。アラブ紙にこれを書かせているのはサウジ政府だ」との主張をした。
ロシアのスプークニク通信の報道によると、「シャーム自由人」、「シャーム軍」、[シリア]女性運動、「シリアの民」の代表者は、発表へのサインを拒否した。発表では、反体制派がカザフスタンの首都アスタナ[での会議]へ参加するには、シリア南部とダマスカスで、今日から10日間の停戦が行われることが条件となっている。
モスクワでは、ロシア・トルコ・イランの代表団が、その間で、アスタナサミットの準備プロセスを取り上げる会合を行った。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:41973 )