ディヤルバクルで警察車両狙ったテロ、4警官死亡
2017年01月17日付 Milliyet 紙


道端に仕掛けられた手製の爆弾が爆発させられ、警官4人が死亡し、警官2人が負傷した。

ディヤルバクル県スル郡にあるディジレ大学のキャンパス内で警察隊を狙ったテロ攻撃で4人の警官が殉職した。また、2人の警官が負傷した。入手した情報によると、昨日ディジレ大学キャンパス内の遺跡場の近くで警察車両が通り過ぎる際に、PKK(クルディスタン労働者党;非合法)のテロリストらが前もって道端に仕掛けた手製の爆弾を爆発させた。この攻撃で警官4人が亡くなり、警官2人が負傷した。負傷者らは救急車でディジレ大学医学部病院へ治療のため搬送された。攻撃のあと事 件現場へ駆けつけた県警察局タジェッティン・アスラン氏は、ディジレ大学のタリプ・ギュル学長とスル郡警察局アスマン・カラジュク氏と検証に立ち会った。

県知事府の発表は、機動隊警察チームを載せた装甲車両が通り過ぎる際、サディ共同墓地の壁がある場所へ前もって仕掛けられた爆弾が爆発させられることによって、爆破攻撃が行われたと明らかにした。会見では以下のように述べられた。

「亡くなった私たちの仲間たちに、アッラーよりご慈悲を、彼らの家族および国民へお悔みを申し上げる。負傷した警官たちの一刻も早い回復を祈っている。憎むべきテロ攻撃の解明のため、多方面の捜査が開始された。テロへの戦いは決心をもって続けられているのだ。」

■200キロの爆発物

テロ攻撃ではおよそ200キロの爆弾が使われたことが明らかになった。その一方で、爆発が起こった場所で捜査および調査を行う治安部隊は、爆発があった場所から500メートルのところで2つのモーターバイクが発見されたことを明らかにした。捨てられたものとみられるこのモーターバイクは、調査のためディヤルバクル警察局に運ばれた。爆発に関して始められた捜査は広範囲にわたって続けられている。

■妻は妊娠3カ月

殉職した28歳のマフムト・アヴァさんの故郷であるオスマニイェのトプラックカレ郡にある自宅は喪に服していた。殉職したアヴァさんがおよそ2年前に結婚した妻であるギュルセレン・アヴァさんは妊娠3カ月であると伝えられた。7人兄弟の末っ子で3年半警官として勤めていたことが明らかにされたアヴァさんの遺体は、故郷で埋葬される予定である。

■娘ウマイちゃんは孤児に

殉職した28歳の警官ミラッチ・カーディル・オズジャンさんのトラブゾンに住む家族に悲しい知らせが届いた。オズジャンさんは、8カ月ディヤルバクルで任務を行い、1歳半の娘ウマイ・ミナちゃんの父親であり、同氏の父親であるアリ・オズジャンさんも退職した警部であったことが明らかにされた。辛い知らせのあと気分を悪くした殉職者の母親、ギュルシェン・オズジャンさんは病院へ搬送された。

■シュルナックでも仕掛けが

シュルナックの中心部であるディジレ地区では、PKKのテロリストらによって前もって仕掛けられた手製の爆弾が、昨日15時15分、市の飲料水システムを修理する工務会社の作業車の下で爆発した。この爆発で5人が負傷した。負傷者たちの容態は安定しており、命の危険はないことが明らかにされた。

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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:41979 )