シャンルウルファ・ヴィランシェヒル郡で公務員宿舎にテロ、2名死亡
2017年02月17日付 Hurriyet 紙


シャンルウルファ県ヴィランシェヒル郡において、PKK所属のテロリストらが裁判官や検察官、そして警察職員らが住む宿舎に対し爆弾車両による襲撃を行った。この襲撃で、司法記者の息子である11歳のアフメト・オクタイ・ギュナクくんと、当該地区の夜警団であるイブラヒム・ケテさんが死亡し、15人が負傷した。

イェニシェヒル地区にある裁判官や検察官、司法記者、警察職員らが住む検察官宿舎沿いの通りに夜間PKK所属テロリストらによって駐車された爆弾を積んだ車両が、夜の8時半頃に遠隔操作により爆発した。郡内各地に響き渡り、耳をつんざくような大音量での爆発により、宿舎とその周辺の建物、そして駐車場に止められていた多くの車両に被害が出た。この爆発が起きた後、当該地区には多くの警察官や治安部隊が派遣された。警察は当該地区に安全対策を取り、2回目の爆発に備えて市民を避難させた。この襲撃による死傷者は17人にのぼり、多くの人々が爆発音のショックで聴力に支障が出た。

■司法記者の息子が犠牲に

襲撃後すぐに、郡内の認可医療スタッフらが招集された。負傷者らは救急車でヴィランシェヒル国立病院へ搬送された。治療を受けた負傷者らの内、司法記者の息子であるアフメト・オクタイ・ギュナクくんが医者の懸命な治療にもかかわらず命を落とした。この爆発により聴力に支障が出た人々は、保健センターで座る場所もないほどの混雑の中、治療を受けた。

■夜警団の遺体をがれき下から発見

県知事府が出した書面による発表の中で、今回のテロの後、当該地区に規制線をはった警察による現場検証は現在も継続中であることが伝えられた。がれきの中での作業において、1人の遺体が発見されたと伝えたこの発表では、さらに以下のように述べられた。「ヴィランシェヒル郡の司法職員らが居住する宿舎に対して行われた今回の爆弾テロにおいて、宿舎の職員でありヴィランシェヒル郡警察で働く夜警団のイブラヒム・ケテさんが犠牲となった。爆発後から行方がわからなくなったという情報を受け、爆発によるがれき下で始まった捜索活動の結果、イブラヒム・ケテさんの遺体が発見された。」

■トゥナ知事「テロリストらは18から20歳前後」

シャンルウルファ県のギュンギョル・アズィム・トゥナ知事は、爆弾車両による襲撃が行われたヴィランシェヒル郡に現地入りした。オメル・チムシト郡知事とともに事件現場の視察を行ったトゥナ知事は、治安部隊から襲撃に関する情報を得た。同知事は、その後ヴィランシェヒル郡国立病院へ赴き、救命救急で治療を受ける負傷者らを見舞った。ギュンギョル・アズィム・トゥナ知事は、今回の襲撃に関して18歳から20歳前後のテロリストが爆弾車両を通りに駐車した後、遠隔操作により爆発させたと発表した。

■大統領が知事へ電話

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領も、シャンルウルファ県のギュンギョル・アズィム・トゥナ知事に電話をかけ、襲撃に関する情報を入手した。

■捜査開始

襲撃後すぐに当該地区に規制線を張った警察は、PKK所属のテロリストらを逮捕するため、捜査を開始した。郡内への出入りを封鎖した警察は、一部地域に対して同時に強制捜査を行った。今回の襲撃に対して始められた多方面での捜査は、現在も継続中である。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:42172 )