ヴェイスィ・カイナク副首相は第一段階で8万人のシリア人にトルコ国籍を与えるための活動が続いていたが、議論を避けるため4月16日の国民投票の前にこの一歩が踏み出されることはないと話した。
カイナク副首相がロイター紙に語ったインタビューで「現在まででわかっているだけで市民権を有するに適した、手続きを進めてきた2万世帯のシリア人がいる。合計は8万人にのぼる。彼らの安全性に関する調査が続いている」と話した。
シリア人労働者の数は1万人以上であり、規定の専門研修を受けた者、職に就いている者、トルコで労働許可を受けた者らは国籍を得ることが可能となるだろうと話すカイナク副首相は、シリア人へトルコ国籍が与えられるタイミングについて次のように述べた:
「4月16日の国民投票の前にシリア人に国籍が与えられ、彼らが投票権を行使することに対する論争が起きることを懸念した。このため今のところ(国民投票前に)この件で一歩が踏み出されることはない」
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( 翻訳者:奥村 茜 )
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