アンカラ共和国検察は、トルコ軍事大手アセルサンの従業員・元従業員84人につきフェトフッラーテロ組織(FETO)との関係を理由に監視下に置く決定を下した。
アンカラを中心に4県で捜査が行われ、53人が監視下に置かれた。容疑者の内26名が組織の情報網であるバイロックを使っており、主犯格が相互にHTS通信を行い、FETO組織のグループチャットに参加し、アジア銀行に預金を行っていたことが証明された。アセルサン社は、以前エンジニアの不審死により世論を賑わせた。
■容疑者の30人は現役従業員
アンカラ共和国検察は、FETO捜査の中でアセルサンの現従業員30人を含む計84人について監視下に置く決定を下した。ムスタファ・ギョクチェ共和国検察官の6ヵ月の捜査作業後、昨日(3月8日)朝、捜査開始となった。アンカラ警察テロ対策支部チームは、アンカラ、イスタンブル、テキルダー、サムスンにおいて、84地点で同時捜査を行った。武装テロ組織の指揮及び構成員である容疑で監視下に置く決定が採られた容疑者中、初期段階で53人が監視下に置かれた。
■バイロックのリストに26人
エンジニア・専門家含む容疑者26人がFETO情報網バイロックを使用していたことが確認された。主犯格は相互にHTS通信を行い、FETO組織のグループチャットに参加し、FETO組織の首謀者フェトフッラー・ギュレン氏が「救出の呼びかけ」を行った時期に、アジア銀行に預金を行っていたことが確認された。捜査資料では、容疑者と組織との関係に関する記述があることが分かった。
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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:42272 )