ブルガリア、トルコ国境に鉄条網ー5月完成へ
2017年03月18日付 Hurriyet 紙


ブルガリア内務省パラメン・ウズノフ内相が、ブルガリアとトルコの国境270kmにわたる鉄条網の建設が5月に完了する見通しを明らかにした。

ブルガリアの防衛大臣兼務副首相のステファン・ヤネフ防衛相とパラメン・ウズノフ内相がトルコとの国境における防衛状況を視察した。ブルガリア-トルコ間の国境に存在する各国境ゲートを視察し、国境警備隊の活動に関して情報収集を行ったヤネフ防衛相、ウズノフ内相は記者会見にて、国境において非常事態は発生していないとし、鉄条網の壁は5月に完成する見通しを明らかにした。

ウズノフ内相は、ブルガリア-トルコ国境を通過する難民の数は昨年比80%減少したと述べた。同内相は、建設中の鉄条網は2016年に難民160名の通過を認めた一方で、2017年に鉄条網の壁を通過しようと試みた難民は17名だったと話した。

ウズノフ内相によれば、鉄条網の建設活動は間断なく続いており、工事はこの5月に完了予定。すでに24kmの区間を残すのみであると強調した。また、「鉄条網の工事が完了した暁には、ブルガリア国境がいっそう安全な状況になることを願う」と語った。

不法越境と闘うため、ブルガリアがトルコ国境に建設中の鉄条網は、距離約270km、高さは3メートルとなる。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:42317 )