アダナ県コザン郡のある民家に起きた襲撃事件で、同家族内の5人が亡くなった。軍警察の部隊が事件現場付近で行った調査で、ライフル銃2丁と拳銃1丁が発見された。他方、夜も深まった頃に襲撃したと言われるイブラヒム・Aという名の人物は、血が付いたシャツを着用したまま捕まった。襲撃の際、家の中にいた1人は窓から飛び出て、間一髪で助かったということが明らかになっている。
アダナ県のコザン郡で、子供1人を含む計5人が、身元が不確かな者もしくは複数人により、猟銃で銃殺された。
事件は20:30頃チョカック村で起こった。主張によれば、メフメト・ドアンさん(38歳)は宗教婚した妻アイシェ・アイランジュさんと共に兄のヒュセイン・ドアンさん宅を訪れた。ドアン兄弟たちが居間でくつろいでいる時、身元不明の者、もしくは複数人によるライフル銃での襲撃に遭遇した。
襲撃では、ヒュセイン・ドアンさん、妻ファトマ・ヤヴズさん、息子のハック・ドアン君(8歳)、兄のメフメト・ドアンさん、その妻アイシェ・アイランジュさんが撃たれた。ヤヴズさんの息子で19歳のG・T君は、間一髪で負傷することなく助かった。
テミズカン君は、家から逃げ出して隣人たちに状況を知らせ、それにより軍警察と112救急へ通報された。事件現場に出動した救護班が調べた所、5人が死亡したことが明らかになった。
■事件の実行者であると言われる者が逮捕
5人が死亡した武装襲撃を計画したと言われるイブラヒム・Aは警察緊急捜査の後、夜遅くに逮捕された。
入手した情報によると、軍警察部隊はチョカック地区でヒュセイン・ドアンさん宅に向けられ、5人が死亡した襲撃に関する捜査で目撃者たちの証言が集められた。証言に沿って捜査を進められた部隊は、襲撃を実行したと言われるイブラヒムAの携帯電話のシグナルを追跡した。
部隊は、容疑者がコザン産業保護地区にいるという情報のもと、作戦によってイブラヒムAを血の付いたシャツを着衣したまま逮捕した。
捜査の中で容疑者が事件の際に使用したと考えられる銃と2丁の拳銃を押収した。逮捕された容疑者が手続きの後に軍警察に引き渡されたことがわかった。
■窓から逃げたことで虐殺を免れた
アナトリア通信(AA)記者が入手した情報によると、襲撃から無傷で助かったG.T(19歳)は間一髪で後方の部屋の窓から逃げ、助かったことが明らかとなった。
襲撃の際に家にいたG.Tは銃声を聞き後方の部屋へ逃げた。部屋の窓から外へ逃げ、状況を軍警察に知らせた。
部隊が事件現場へ到着するまで、G.Tは安全な場所に身を潜めていたという。
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( 翻訳者:岩田紗知 )
( 記事ID:42375 )