革命最高指導者「積極的で敬虔、革命的、かつ効率的なマネジメントこそ困難の打開策」(5)
2017年03月21日付 Jam-e Jam 紙
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は国の経済状況を描き出す中で、次のように述べた。
国の一部の経済指標は良好だが、一部はマイナスである。インフレに関する指標は低下を示す一方で、失業に関する指標は上昇している。指標によれば、プラスの経済成長が示されているが、しかし投資増加率はマイナスである。石油部門では進展があったものの、鉱業や住宅などの分野では後退してしまった。
同師は、国の公式統計は状況が経済的諸問題の解決の方向へと向かっていることを示すものとはなっていないと強調した上で、「こうした状況下で経済的諸問題の解決のためにもっとも重要なのは、『国民による国内生産』に依拠することである」と指摘した。
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イスラーム革命最高指導者は、仕事を探している3300万人もの若者たち——彼らの中には技術・工学系の専門家や大学教育を受けた者も含まれている——こそ、生産が必要とする人的資本に他ならないとした上で、「生産に必要な資本が足りないなどと言う向きもあるが、それとは反対に、われわれには必要とされる資本がちゃんとあるのだ」と強調した。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は国内生産を活性化させるために必要な資本の存在について説明する中で、「国家開発基金」の設立に触れ、次のように付け加えた。
この基金は数年前に通達されたマクロ政策のもとづいて設立されたもので、設立初年度、石油収入の20%がこの基金にプールされた。そしてその後は、毎年この20%に3%が上乗せされ〔て基金にプールされ〕ることになっていた。もしこれが現在までしっかりと行われていれば、石油収入の36%が国家開発基金にプールされていたはずだ。というのも、この基金は石油収入への依存から脱するのに最もよい方法だからだ。
つづく
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( 翻訳者:KY )
( 記事ID:42504 )