国民投票290投票所で結果、不一致―国民投票監視NGO
2017年04月20日付 Cumhuriyet 紙
国民投票での集計結果の94%を入手した国民投票監視NGOの「Oy ve Ötesi」は、手元の集計結果と高等選挙委員会(以下、YSK)の結果を比較した。結果、約10万票分において差異は見られた。ただ、この差異が全体の結果に対し及ぼす影響は低い。
国民投票監視NGO Oy ve Ötesiのメンバーは、トルコ全体にある16万6,679箇所の投票箱のうち、15万8181箇所につき、集計結果の照合を完了した。投票箱の94.9%の結果を確認したことになるが、290箇所における9万9,680票について、YSKの結果と一致していない。
票の差異の影響はどのようなものなのかというと、それは全体の0.22%である。公式の(投票所ごとの)投票結果と集計結果表の差異が5,000票程度であることを考慮すると、直接的な影響は0.01%の水準である。国民投票監視NGOの分析では、2,397投票箱において、有権者数よりも投票数が多いことが証明された。
そして、100%「はい」か「いいえ」のどちからしか結果のでなかった投票所の問題についていうと、960の投票箱で全投票が「はい」であった。これらすべての投票数合計は9万票近くとなる。一方、トルコ全土における173の投票箱で全投票が「いいえ」であった。これらすべての投票数合計は6,739票である。
国民投票監視NGOが結果を入手できなかった県は、バイブルト、エルズルム、アール、ギュミュシュハーネ。これら都市では、投票の40%以下しか得票の確認は行われていない.
■国民投票監視NGOは、どのように活動したのか?
過去の選挙において、何千人単位のボランティアにより独立した立場で投票監視活動を行って来たOy ve Ötesiは、今回の国民投票でユニークなことを行った。携帯アプリを通じ、投票監視人と政党から結果集計を集め、その後、それらを高等選挙委員会の結果と比較した。
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( 翻訳者:山根卓郎 )
( 記事ID:42531 )