4月24日月曜日、世界の原油価格、先週の暴落より回復
2017年04月24日付 Hamshahri 紙
先週著しく下落した原油価格は、オルディーベヘシュト月4日[訳注:西暦4月24日]月曜日、OPEC(石油輸出国機構)の減産が延長されるとの期待が影響して、予想通り回復した。しかし米国の増産傾向が持続しているため、価格上昇は限定的なものとなった。
イラン学生通信(ISNA)の報道によると、米国のウェスト・テキサス・インターミディエイト原油はニューヨーク市場で26セント高、つまり0.5%上昇し、1バレルあたり49.88ドルとなった。米国原油取引価格は金曜日、50ドルを割り、一週間で6.7%の下落を記録した。これは最近の1か月で週あたり最大の下落となった。
国際市場の基本指標である[北海の]ブレント原油は、30セント高、つまり0.6%上昇し、52.26ドルにとどまっている。先週のブレント原油の取引価格は7%下落した。
先週の原油価格は、OPEC加盟国と非加盟国が原油生産を減産させる努力を圧倒する米国の高い原油備蓄量の影響を受け、著しく下落した。これら産油国は、価格維持のため、1月初旬から6か月間、原油生産量を日量180万バレル減産させる義務を負っている。
金曜日に発表された統計では、米国の複数の原油採掘会社が油井やぐら数を14週連続で増やし、その数は688本に達したことを示している。ゴールドマンサックス[ニューヨークに本社を置く金融企業]の発表によると、2016年5月27日から米国の原油生産会社は、372本の油井やぐらを増やしていたとされる。
米国の原油生産は日量925万バレルに達し、2016年中頃と比べて、およそ10%上昇しており、OPEC最大の輸出国であるサウジアラビアの生産水準に近づいている。
[オーストラリアの投資コンサルタント会社]リヴキン・セキュリティーズ社の投資アナリストであるウィリアム・オローリン氏(William O’Loughlin)によれば、米国の原油は、OPEC減産実施時期から備蓄量が減少していないこと、つまり、この減産が需要と供給の均衡と価格の維持に十分ではなかったことを示しており、これに対する懸念が高まり50ドルを下回ったとのことである。
ロイター通信によると、ブレント原油とアメリカ原油のどちらも、昨年末から7.5%以上価格が下落している。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:AI )
( 記事ID:42616 )