家族社会政策局ウシャク県局は、4歳から6歳の子供がスカルキャップ、ターバンを巻いた写真をSNSで公開した民間の保育園・昼間託児所に関する監査を開始した。
トルコ全土で活動を行う宗教的財団が所有するウシャク県中心部に位置する民間保育園・昼間託児所は、同機関のフェイスブックページで、4歳から6歳の子供たちのモスク訪問に関する写真を公開した。男女の子供たちがスカルキャップやターバンを巻き、ウエディングドレス姿である写真や、モスクでイマームの後ろで列になっている写真をSNS上で閲覧した人々からは非難の声が上がった。
■監査開始
家族社会政策局ウシャク県局は、まだ4歳から6歳である子供たちに教団の衣服を身にまとわせ、これをSNSページで公開した民間の保育園・昼間託児所に関して監査を開始した。
監査開始後、民間保育園・託児所は、同機関のフェイスブックページを閉鎖した。
■教育者による非難
ウシャク支部局長のブラク・ヤヴァシュ氏は、民間保育園・昼間託児所でまだ「鉛筆を握ることも知らない」子供たちに宗教教育の名の下、このような衣服を着させたと訴え、これを実施した人々が、「シャリーアの切望」していると主張した。
アタテュルク思想協会ウシャク支部局長のアリフ・ギュヴェニル氏もまた、子どもたちが「中世的思考方法」で教育されていることを悲しんでいるとし、「まず考え方を変え、イスラム的な生活様式を皆が自身の良識の中で生かすことが必要だと教えられなければならない。子どもたちの一部に世俗的・科学的な教育、一部に宗派的・宗教的な教育が施されることで、この子供たちが成長した際に、お互いに反目しうる」と述べた。
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( 翻訳者:山村 弥 )
( 記事ID:42676 )