難民の子供達に移動教室
2017年05月21日付 Hurriyet 紙


イズミルで活動しているイメジェ・イニシアティフ協会は、学校に通えない難民の子供たちのために、「移動教室」プロジェクトを実現した。 協会は、週5日をシリア人の農業労働者たちが集住している地域に通い、学校に通えない子供たちのために、テントを張っている。移動教室のおかげで、子供たちは人生の準備をする一方、他方では授業のおかげで読み書きを学んでいる。

協会が活動している地域の一つは、イズミルのメンデレス郡チャモニュ村である。ビニールハウスが多く作られているチャモニュ村では、凡そ180のシリア人家庭がある。ハウスでキュウリ、トウガラシ、ピーマンを収穫する家庭の子供たちは、土曜日の朝に集まって協会のミニバスが村に来るのを待っている。協会で働いている人々が教室の準備をしている時に、子供たちはピエロの出で立ちをしたボランティアと遊んでいる。年齢は7歳から12歳の間の様々な約30人の子供たちがオリーブの木々がある畑に作られた席に着く。協会の二人のボランティア職員は、子供たちにトルコ語とアラビア語を教えている。

■読み書き学んでいる

協会によって設けられた移動教室で3カ月間授業を受けた子供たちの多くは、トルコ語の読み書きを学んだ状態である。九九を学んだ子供たちは、図画工作のおかげで指先能力も発達している。

■子供たちがどこに行こうと私たちはそこへ

協会の職員は、「子供たちは毎週土曜日に私たちが来るのを知っているため、早朝から起きて母親に最もいい洋服を着せるよう願っている。私たちが来るのを見ると、走って私たちのそばに集まってくる。3カ月間、毎週土曜日にここ来て、子供たちと工作作業を行っている。来るたびに、より多くの子供たちと会っている」と述べている。

イメジェ・イニシアティフ協会会長アリ・ギュライ・ヤルヴァチュは、「多くの子供たちがトルコで生まれたため全く学校を見たことがない。まず、小さい子供たちに向けた絵や工作作業を行っている。その後、7歳から12歳の子供たちにトルコ語と数学の授業を行っている。継続性を確保するため、家族と定期的に連絡を取っている状態である。例えば、今週メンデレスにいる家族が来週トルバルにいることもある。子供たちがどこへ行こうとも、私たちはそこへ行く」と話した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:42700 )