シュルナク軍ヘリコプター墜落、原因は武器爆発
2017年06月01日付 Cumhuriyet 紙


シュルナク県ウルデレ郡のシェノバ市から離陸したヘリコプターが、離陸の直後に高圧線と接触して墜落し、第23軍警察国境部隊分隊のアイドアン・アイドゥン総司令官を含む13人の兵士が死亡した。この悲しい墜落事故の全容が明らかになり始めた。

ヘリコプターは高圧線に接触した後、高度300メートルから地上に墜落・炎上し、機内にあった軍需品も爆発したという。アイドゥン総司令官と兵士らは基地周辺の巡察に出ており、夕方にシェノバでイフタールに出席した後、部隊に戻ろうとした際に事故が起こったということがわかっている。

イラク北部との国境に近いシェノバ市の基地周辺地域の巡察のため、昨晩、部隊司令官にして、カト山作戦の責任者であるアイドアン・アイドゥン総司令官は、第23軍警察国境司令部から離れた。ヘリコプター機内には大佐2人、中佐1人、少佐1人、大尉3人、中尉1人、上級軍曹2人、特別軍曹2人など13人の兵士がおり、彼らを載せたヘリコプターが墜落した事故の詳細が明らかになった。アイドゥン総司令官と同伴した兵士らは、昨日一日中基地周辺地域を巡察しており、夕方にシェノバ市でイフタールに出席した後、基地へ戻るために離陸した。

■高度300メートルから墜落

クーガー型のこのヘリコプターは20時55分ごろ、ヘリコプターが通過した谷の両側に設置されている鉄塔から伸びる高圧電線に接触し、錐揉み状態になって、 高度約300メートルから墜落した。炎に包まれたヘリコプターの中では軍需品が爆発した。ヘリコプターはバラバラになり、乗っていた全員が死亡した。

■谷を渡る川の向こう岸に墜落

当局は、ヘリコプターが道路から約3キロメートル離れた谷に墜落したとしたうえで、シェノバ市内を流れる川の向こう岸に墜落し、事件が夜半に生じたためにヘリコプターの残骸に辿り着くのが遅くなったと明らかにした。

■村落防衛隊と地元市民の協力

ヘリコプターの墜落に際して、周辺の村の村落防衛隊や多くの地元の村人が機体の捜索・救出活動を行っている捜索隊に協力するために墜落現場に到着した。災害緊急時対策庁と救急隊が墜落現場に到着した。ヘリコプターの墜落現場周辺には安全規制が敷かれた。

事故現場の捜索隊は、兵士の遺体を病院へ移送した後、捜索活動を続けている。

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:42750 )