仏ツーリストへのハマム・レイプ犯に判決
2017年06月13日付 Cumhuriyet 紙


2年前、イスタンブル県カラキョイのあるハマムで、2人のフランス人女性観光客に対し性的暴行を行ったとして訴えられている4名のハマム従業員のうち、2人が無罪となり、ジャフェル・A被告は6年3ヶ月、オスマン・C被告には8年9ヶ月の禁固刑が言い渡された。

2年前、イスタンブル県カラキョイのあるハマムで2人のフランス人女性観光客に性的暴行を加えたとして訴えられている4名のハマム従業員が起訴された裁判で判決が下った。イスタンブル第40刑事裁判所で行われた裁判には在宅起訴されているアフメト・K被告のみが出廷した。最新の情報として、「観光客をハマムで大きな恐怖に陥れた」として判決が下った。

裁判で発言した観光客の女性たちの弁護士は、被告人らが、被害者が外国人であったのを利用したと指摘し、「彼女たちがトルコのハマム文化を知らないことを悪用したのだ。彼女たちが中傷されていい理由はどこにもない」と述べた。

被告人の弁護士はというと、原告と証人の発言の食い違いを取り上げ、「私たちはこのハマムが犠牲者として選ばれたのだと考えています。人は、自分が何か被害を受けたらそれが分かるものです。数日経ってからの訴えには悪意があるといえます」と述べた。最後の一言を求められたアフメト・K被告は、「私は悪意などなく、自分の仕事を全うしただけです。無罪放免を望みます」と述べた。

■4人の被告人のうち2人は無罪、2人は有罪

弁論が行われた後、裁判所は判決を読み上げ、アフメト・K被告とイブラヒム・K被告は、罪状に関して明確で十分な証拠がないことから無罪判決を下した。ジェフェル・A被告に対しては、「強姦」の罪で5年間の禁固刑を科し、さらに被告人がサービス施術者が持つ上位性を悪用したとして増刑し7年6ヶ月まで引き上げた。この刑において、情状酌量を適用した裁判所は、被告人に6年3ヶ月の禁固刑を言い渡した。

もう一人のオスマン・C被告人については、「強姦」の罪で7年の禁固刑を宣告、サービス施術者の持つ上位性を悪用したとして増刑し、懲役10年6ヶ月まで引き上げた。しかし情状酌量を適用し、被告人に8年9ヶ月の禁固刑を言い渡した。

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( 翻訳者:西山みなみ )
( 記事ID:42802 )