スィヴァスで学部決定試験(LYS)に1分遅刻したために息子が締め出されてしまった父親が、ドアを殴打する事件が起きた。怒り心頭で涙を流す父親を、試験会場に入れなかった息子が慰めながら会場から遠ざけた。スィヴァス県のジュムフリイェト大学で行われたLYSの2学部決定試験において、時間規定に沿って15名の大学受験生らが試験会場から締め出された。試験に1分遅刻したため息子が試験を受けることができなかった父親は、会場の警備員らに懇願した。警備員らと話しをしていた父親は、息子が会場に入れないことがわかると、呪いの言葉とともにドアを殴打した。怒り心頭で涙を流す父親を、試験会場に入れなかった息子は慰めながら会場を後にした。
■秒差で閉まった試験会場のドアは、建物前の人々のブーイングの声で開いた
アンタルヤでのLYSマラソンレースでは、科学技術試験に規定時間ギリギリでやってきた学生が、建物前にいた人々のブーイングによって中に入れられた。警備員らに「何の問題があるというのだ、中にいれてやれ」と声を上げた人々の一人は感極まって涙を流した。
午前10時開始のLYS科学技術試験のため、受験生らは早朝から学内で待機を始めた。一部の受験生らがアクセサリーやピアスを外す一方、試験会場に向かって走る受験生もいた。アクデニズ大学の神学部で午前9時45分に警備員らがドアを閉鎖し始めた瞬間、ある一人の女子生徒が構内へなんとか入ろうとしていた。
警備員らが入構を拒否したこの女子生徒のため、ドア付近で待機していた家族らが苦情を申し立てた。家族らはドアの前に詰め寄り、「何の問題があるというのか、ほんの秒差だったではないか」と言い、女子生徒を中に入れるよう求めた。そして時計を確認した警備員らは、閉まる瞬間にやってきたこの女子生徒を中に入れた。この女子生徒の一部始終を見ていた一部の人々は、感極まって涙を流した。女子生徒が会場に入れたことに、建物前にいた人々は拍手で警備員らに感謝した。
午前9時45分を過ぎると、警官らは学校前で待機していた人々を、騒音を理由に立ち退かせた。家族らは持参したラグに座ったり、コーランを読むなどしていた。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:42827 )