IAEA(国際原子力機関)の定例理事会が、ホルダード月22日(6月12日)の現地時間10時30分(テヘランでは13時)から、ウィーンにある本部で開会された。IAEA事務局長である天野之弥氏によるイランに関する新しい報告の調査がこの会議の議題となっている。
IRNA(国営イラン通信)によると、6月16日(金)まで続くこの会議は、記者の傍聴なしの非公開で開催されており、イランの核計画管理に関するIAEA事務局長の最新の定例報告が、審議対象となっている。
2016年度のIAEA年次報告や、2016年の技術協力に関する報告、北朝鮮に対する緊急輸入制限措置の合意の実行、シリア・アラブ共和国におけるNPT(核拡散防止条約)に対する緊急輸入制限措置の合意などのような諸問題もまた、ウィーンでのIAEA定例理事会での審議の軸となっている。
天野之弥IAEA事務局長は、定例理事会の始めに演説を行った。その演説の原文は、終了後にジャーナリストに委ねられることになっている。また天野氏は、本日6月12日(月)の現地時刻14時30分から開催予定の記者会見への参加を約している。
イランに関するIAEAの二つ目の報告は、2017年に「国連安全保障理事会決議第2231号に基づくイラン・イスラム共和国における検証および監視について」と題され、ホルダード月12日(6月2日金曜)に発表されたもので同理事会メンバーの管理下にある。この報告は、イランの核開発活動を核問題に関する包括的共同作業計画(JCPOA:Joint Comprehensive Plan of Action)の枠内で進められていることを強調している。
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( 翻訳者:YM )
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