ミサイル攻撃はイランからのメッセージ─アフガニスタンやイエメンとは違う!
2017年06月18日付 Jam-e Jam 紙
イラン国会議員のエスマーイール・コウサリー氏は、昨夜シリアのデリゾールに潜伏するシリアの過激派テロ組織「IS(ダーイシュ)」に対する革命防衛隊のミサイル攻撃が中東地域と世界へ向けたメッセージであるとして、次のように述べた。「テロリストとその支持者、特にアメリカ人は悪徳を犯し続ける限り、より重い報復を受けることになると思い知るべきだ。」
本紙取材に対するコウサリー氏の言によれば、イランは国の安全保障上のあらゆる脅威に対して、最も苛烈な手段をとるとして、「イラン・イスラム共和国は自ら手を出さないが、テロリストとその支持者がイランの国家と国民の安全を犯すことを決して許さない。イラン・イスラム共和国は、あらゆる脅威に対して包括的防衛を行う」と述べた。
彼はまた、IS拠点に対する革命防衛隊のミサイル攻撃が、ホルダード月17日[西暦2017年6月7日]のISによる[テヘラン市内]同時多発テロ事件に対するほんの挨拶にすぎないとして次のように述べた。「ISは許しがたい大罪を犯した。この状況においてイランは、この大罪に報復を宣言する」と述べた。
第9期国会安全保障外交委員会委員である同氏は、「昨晩のIS拠点へのミサイル攻撃は、大した規模のものではない。もしイラン・イスラム共和国の安全保障に対してIS及びテロリストグループ側からわずかでも動きがあれば、彼らに対し致命的な打撃を与えるであろう」と述べた。
さらに彼は、「テロリストの支持者も、イランを害するつもりがあるなら重い制裁を受けることになるだろう」と続けた。
コウサリー氏は、「昨晩のミサイル攻撃という最初のメッセージは、テロリストグループに、イランがイラクやシリア、アフガニスタン、イエメンとは異なり強大な力を持ち、彼らのいかなる行動も致命的な打撃を招き、まったく容赦されないことを思い知らせるものである」と述べた。
また「中東地域と国際社会に向けたメッセージでもある革命防衛隊によるミサイル攻撃は、イランの国家の安全を侵害するテロリストグループやそのような重大犯罪者を擁護する者たちが最悪の結末に行き着くことになると知らしめるものである」とした。
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( 翻訳者:MA )
( 記事ID:42955 )