レバーをはじめとする臓物類(心臓・肝臓・腎臓)販売業者連合組合のゴラームホセイン・シーラーズィー理事長は、「クリミア・コンゴ出血熱ウイルスによる羊レバーの汚染について取りざたされていることは、まったく根も葉もない噂にすぎない。この件については、保健衛生省も噂が公正なものでないと認めている」と強調した。
本紙の報道によると、シーラーズィー氏はイラン学生通信(ISNA)の取材に答え、「保健衛生省の方からも、心臓や肝臓、腎臓を食べるのに特段の問題はないと発表されている。一部ネット上で本件について語られていることは事実ではない。我々も、このことを組合各員に伝えている」と述べている。
彼は「消費者の皆さんには、安心してレバー等臓物類を召し上がっていただきたい。というのも、組合単位で供給されているものは、屠殺場から完全保証されており、屠殺場においても獣医の代表者が食品の安全を完全管理してるからだ」と続けた。
同連合組合理事長は、この噂によって、組合各員の売り上げが5~6倍落ちているとし、「この事実無根の噂が流されたという事件は、すべてが管理され、つまり先ほど言及したとおり、食品衛生面で何の疑惑もない状況下で起こったものだ」と述べた。
シーラーズィー氏は、このようにも述べている。「道路わきで臓物類の販売に携わっている者でさえ、今まで何の問題も起こしていなかったし、所属する各組合で報告されているような問題はまったく発生していない。現在、少なくとも800の公認組合がテヘランで活動している状況にある。」
過去数週の間にネット上で流布された事柄に基づけば、多くの伝染病専門医が以下のように述べていたということになっている。「もし肉を何時間か冷蔵庫に入れて冷凍すれば、内部のウイルスはpHの変化で容易に死滅する。しかし、レバーを100日間冷蔵庫に置いて冷凍しても、その中のウイルスは死滅しない。すなわちクリミア・コンゴ出血熱の媒介者[である羊など]は、続報があるまでレバーを食べるべきではない。」
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( 翻訳者:EA )
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