アメリカから、テロ組織PKKのシリア組織であるYPGへの、イスラム国との戦闘での使用を目的とした軍需品の支援が続いている。
先日の夜には、100台の大型トラックがまた、シリア・ラッカの北部にいる部隊へと送られた。アナドル通信の情報によると、戦車の備品と軍需品を運ぶ大型トラックは、イラクとの国境を越え、組織の支配下にあるハセケへと入った。コンボイに、アメリカ軍が使用している高性能の武装したハマー、4×4のジープ、クレーンがあったことが注目を集めた。この直近の支援をもって、6月の頭から、テロ組織の支配下となっている地域へのアメリカ軍からの支援は大型トラック900台を超えた。6月5日に60、同12日に20、同16日に50、同21日及び26日にあわせて120、7月5日に82、同9日に102、同13日に95、同17日に100、同22日にも100、同27日に80、これらをはじめとする809の大型トラックが、PKK、YPGの活動地域へと届けられた。
■2万のものが機械付き、4千のものは対戦車用
アナドル通信が、6月頭のアメリカ防衛省ペンタゴンの予算に関する書類に基づいて得た情報によれば、シリアでYPG内のグループへ送られる予定の武器のリストに、12000のカラシニコフブランドのライフル、6000の機械付きライフル、3500の重機械付きライフル、3000のアメリカ製ライフルRPG-7、1000のアメリカ製ライフルAT-4もしくはロシア製のSPG-9対戦車用のものが含まれていたことが明らかにされている。リストには235の榴弾砲や100の鋭い射撃用ライフル、450のPV-7タイプ夜間双眼鏡の他、150の赤外線レーザー双眼鏡も書かれていた。アメリカが率いる連合は、ラッカの都市中心部に対する作戦を6月6日に始めている。
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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:43165 )