ドイツでのG20の会議に向かうロシア大統領ウラジーミル・プーチンを乗せた飛行機は、NATOの一員であるポーランドと、バルト三国の上空を避けて飛行し、約500キロメートル(300マイル)を遠回りした。
飛行追跡から判断すると、ロシア政府専用機はモスクワからハンブルクまでウラジーミル・プーチン大統領を乗せて、ベラルーシとポーランドの上のまっすぐな進路を外れた。
ウェブサイトのフライトレーダー24の情報に基づくと、ロシア大統領の飛行機(イリューシンIL-RA96022)はバルト海上を通過し、中立国のフィンランド、スウェーデンの領空を通過し、デンマーク領空を経て、最終的にドイツ領空に入った。デンマーク、ドイツともNATOの一員である。
ロイター通信の発表を引用したISNAによると、大統領府のディミトリー・プスコフ報道官は、この件に関して意見を述べず、ロシア大統領の身の安全を最優先としただけであるとした。彼はある特派員とのビデオインタビューで、このように語った。「採択されたこの安全対策は、極めて妥当なものであった。」
後にロシアのテレビが、ハンブルクで前述のコードを持つ飛行機から降り立つプーチン氏を映し出した。
プーチン大統領は、最近東ヨーロッパ諸国の一部の上空を飛行している。今回なぜ彼が遠回りのコースを選んで、またポーランドと同様、バルト諸国上空の横断を控えたのかは不確かなままとなっている。
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( 翻訳者:KY )
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