北イラク・クルド自治政府(IKBY)の筆頭野党ゴラン(変革)運動は、9月25日に行われる予定の独立に関する国民投票の延期を要望した。
ゴラン側から発表された声明では、同運動の幹部らがスレイマニイェにある党本部に集まり、IKBYにおける政治的状況と独立国民投票問題を取り上げたと述べられた。
声明では、IKBYで実施が決まっている独立国民投票が法的、経済的、政治的、社会的な基盤に則していない状況で決定されたため延期を求めるとし、次のように述べられた。
■合意を強調
「国民投票は、独立に先立って踏み出される一歩である。しかし9月25日の実施が決定された国民投票は、特に議論すべき諸地域(キルクークおよび[係争領土の正常化と住民投票を定めたイラク憲法]第140条に含まれる諸地域)の問題を筆頭に、現在の政治、治安、経済、社会の状況に則しておらず、違法であり、意見の一致をみないまま決定された。したがって、国民投票はより適切な時期に延期され議会に送られるべきである。」
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:43233 )