ヨルダンを訪問したレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、アブドゥッラー国王から公式の式典で歓迎を受けた。代表団同士の会談の報道陣公開時、エルドアン大統領は、「イスラム世界の地域として私たちは本当に苦しい日々を送っている。私たちの未来が形作られていくこの重要な時代に、私たちはムスリムとしてこの地域でより慎重に団結し続けなければならない」と述べた。
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ヨルダン国王アブドゥッラー2世から公式式典で歓迎を受けた。歓迎式典にはメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣、ベラト・アルバイラク・エネルギー天然資源大臣、アフメト・アルスラン交通海事通信大臣、ハーカン・フィダン国家諜報機構(MİT)事務次官も同席した。
アル・フセイン宮殿で行われた歓迎式典にエルドアン大統領と国王アブドゥッラー2世が席に着くと、両国の国歌が演奏された。エルドアン大統領と国王アブドゥッラー2世は儀仗隊を巡閲したのち、二者会談と代表団間会談に移った。
■「イスラム世界として団結を続ける必要がある」
代表団会談の報道陣公開時に、エルドアン大統領は、9年ぶりにヨルダンを訪問した喜びを述べ、自身と代表団に払われた関心に感謝の意を示した。
エルドアン大統領は「我が兄弟アブドゥッラー国王の懇ろな招待に、私個人としても我が国としても感謝を申し上げる」と述べ、2017年が両国の外交関係樹立70周年であると話した。
エルドアン大統領はこの記念の年が両国の繁栄につながること望むとして、「この機を借りて、ヨルダンの兄弟には、7月15日クーデタ未遂事件の際に団結の意を示してくれたことを、私個人と我が国の名のもと感謝を伝えたい」と述べた。
エルドアン大統領は国家としても国民としても常にヨルダン人の味方であり、今後もそうありつづけると述べ、次のように続けた。
「大切な我が兄弟が、とりわけパレスチナ問題に敏感であることを私はとてもよく知っている。イェルサレムにあるムスリムの聖地の保護におけるヨルダンの役割を、私たちは支援し続ける。先月マスジド・ハラームで起きたテロと権利の侵害が繰り返されぬよう、私たちは協働しつづける。イスラム世界の地域として私たちは本当に苦しい日々を送っている。私たちの未来が形作られていくこの重要な時代に、私たちはムスリムとしてこの地域でより慎重に団結し続けなければならない。これは、協議を増やし、相互協力のメカニズムを強化することでなし得ることだ。今日の会談が、二者会談も、代表団会談も、こうした意味で非常に有益なものになると信じている。」
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( 翻訳者:金戸 渉 )
( 記事ID:43276 )