HPD副党首の母親葬儀での暴行事件に、各方面から非難
2017年09月14日付 Hurriyet 紙


現在拘留中のアイセル・トゥ—ルクHDP副党首の母親、故ハトゥン・トゥールクさんが墓から掘り起こされる原因となった暴行事件に対し、厳しい批判が殺到した。政府スポークスマンのベキル・ボズダー氏は「彼らは報いを受けるだろう」と発言、また大統領府スポークスマンのイブラヒム・カルン氏は「我々は非難する」と述べた。ハトゥン・トゥールクさんはトゥンジェリで埋葬された。

■実行犯を強く非難する

ベキル・ボズダー副首相兼政府スポークスマン
「私はこの事件を厳しく糾弾し、暴行した者たちを強く非難する。彼らは法の前で、行ったことの報いを受けるだろう。我々の文明の価値観、伝統、信仰にそぐわない、敬意も節度もないひどく下劣な振舞いだ。これを承認し寛大に扱うことは絶対に不可能だ。20から25人のグループがこれを実行している。家族は遺体を埋葬することをあきらめている。家族の決定に敬意を払うという説明がなされた。遺体が墓から掘り出されたのは、この節度を欠いた20から25人により行われた行為ではない。我々の社会を震撼させるこのような不敬な行為から遠ざからなければならない。」

■下劣な行為だ、強く非難する

イブラヒム・カルン大統領府スポークスマン
「大統領府の名のもとに、我々はこの行為を最も明確な形で非難すると申し上げたい。この人間とは思えない態度を認めることは不可能だ。これは、我々の信仰、文化、文明の価値に決してそぐわない態度であり、下劣なやり方だ。葬儀においてこの種の事件が起きたことを強く非難すると表明したい。これに関する法的手続きが始められた。我々は見守っていくつもりだ。」

ケマル・クルチダルオールCHP党首は、アイセル・トゥールク氏の兄であるアラアッティン・トゥールク氏に電話をかけ哀悼の意を表明した。クルチダルオール党首は、「起きた事件を承認することはできない。我々の慣習と伝統においてこのような状況が生まれることは考えられないし、このような事件が起きたことは我々をひどく悲しませるものであり、残念に思う。この事件を許すことはできない。哀悼の意を表する」と述べた。

■事件は私たちを悲しませた

スレイマン・ソイル内務大臣
「葬儀の直後に起きたこの事件は私たちを悲しませた。すぐに知事殿と現場へ向かった。可能ならばそこに埋葬しなければならないことを遺族に伝えた。しかし、トゥンジェリに遺体を持っていきたいと言った。(この事件が組織されたものだという意見については、)この件で現在そのような評価をすることは、早急な評価となるだろう。政治家としても、物事を見る姿勢としても適切ではない。法的あるい行政的な立証を進めた後に判断するものだ。」

メフディ・エケルAKP副党首
「葬儀とは尊重すべきもので、これに敬意が払われなければならない。これは私たちの価値観、慣習、宗教にあるものだ。私は葬儀でなされた不相応な暴行に賛同せず、これを認めないと表明したい。これは間違いである。こうしたことが二度と繰り返されないことを祈る。我々は認めることはできない。」

エクレム・ケレシュ宗務副大臣
「強く非難しなければならない事件だ。預言者は我々に葬儀へ畏敬の念を示すように教え、葬儀の後は良くない話をしないよう諭した。死者を善意で追悼するよう勧めたのだ。死者に関するイスラムの定める原則と一致しない態度と行為を認めることはできない。この事件を明確に否定する。死者は怒りで語られるものにされてはならない。死者の遺体がこの種の事件に利用されるなど、決して許されることではない。」

■不届き者を非難する

セラハッティン・デミルタシュHDP共同党首とアブドゥッラー・ゼイダンHDP国会議員は、拘留されているエディルネ刑務所からアイセル・トゥールク氏の母親に関して次の弔慰のメッセージを送った。
「アンカラで行われた葬儀で、遺体に暴行を働くという暴挙に出た無礼な不届き者を強く非難する。我々が最も基本的な道徳観と人間性を失ったこの考えの標的とされるのは、AKPの指導陣とそれに追随するメディアがもたらしたものであると特に言いたい。社会全体の人々がこの卑劣な行為に賛同しないと信じている、この辛い日に、何千万人もの人々の心がアイセル・トゥールクとともにあるだろう。」

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( 翻訳者:前口翠里 )
( 記事ID:43397 )