エルドアン大統領訪米に警備官の随行なし
2017年09月15日付 Cumhuriyet 紙


前回の訪米の際に平和的抗議活動をした者たちを暴行したエルドアン大統領の警備官について米国で逮捕の決定が下された影響は続いている。大統領は9月17日に国連総会のために訪米する。しかしながらこの件について捜査をされた警備官を随行しない予定だ。

タイイプ・エルドアン大統領は、前回のワシントン訪問の際に自身を抗議した者たちに暴行した警備官を、国連総会のため明日訪れるニューヨークに随行させない。警備官にたいして下された逮捕の決定の後、エルドアン大統領は9月17日―21日の期間で相応な警備官が米国側から提供される予定だ。前経済大臣ザフェル・チャーラヤン氏とハルクバンク会長スレイマン・アスランについても米国で逮捕の決定が下された後、エルドアン大統領の代表団に名を連ねる者たちに強い関心が寄せられている。エルドアン大統領が国連総会の初日で話す10人に入れるようにとの外交努力が続いているが、このほかに多数の2者会談を実施する予定だ。

ドナルド・トランプ米大統領、エマニュエル・マクロン仏大統領、テレサ・メイ英首相、セルジオ・マッタレッラ伊大統領を含む20名近いリーダーと面会する予定のエルドアン大統領だが、アンゲラ・メルケル独首相との会談は目下期待されていない。

米国で逮捕の決定が下された15名の警備官についてエルドアン大統領の警備官長ムフシン・コセも含まれている。コセ氏の名前は、容疑者ファイルにユフス・アヤールとハイレッティン・エレンとともに後から追加された。トルコのワシントン大使館の前で、5月16日にエルドアン大統領の抗議活動を行っていた11名が負傷した結果行われた裁判で、19名はヘイト罪で増刑された、暴行教唆罪で、裁判にかけられる。米国の法律によればこの犯罪の刑罰は最高15年の懲役だ。何名かの被告については追加の罪も課される。警備官のうち12名について6月に逮捕の決定が下された。エルドアン大統領の警備官の他に、4名も追加として裁判対象だ。これらのうち米国ニュージャージー州で暮らすエユップ・ユルドゥルムとヴァージニア州で暮らすシナン・ナリンが逮捕されている。

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:43402 )