クーデター未遂アクンジュ基地裁判、中間判決
2017年09月15日付 Hurriyet 紙


フェトフッラー派テロ組織(FETÖ)による2016年7月15日クーデター未遂の際、司令部として使用されていたアクンジュ空軍基地での活動についての裁判で、中間判決が出された。

FETÖによる2016年7月15日クーデター未遂の際、司令部として使われていたアクンジュ空軍基地での活動に関わった486人の裁判について、中間判決が出された。アンカラ第4重罪裁判所は、一人の容疑者を釈放し、他の容疑者については勾留のまま裁判を続けることを決め、審理を10月9日~11月7日に行うとして延期した。

■第27審理

スィンジャン刑罰執行機関構内の応接間で行われた裁判の第27審理が行われた。検察の陳述後に話し合いのため審理を中断した委員会は、その後に中間判決を出した。

アンカラ第4重罪裁判所所長のセルフェト・ギライ氏は、判決を読み上げ、弁論が行われる容疑者に関する裁判資料を別々にする、もしくは他の裁判所で審理された資料と統合するという請求を拒否したことを明らかにした。裁判官団は、容疑者のうちビラル・アクユズの裁判官交替請求に関する申請書と裁判記録を検討するためにアンカラ第5重罪裁判所に送る決定をした。また、空軍司令部によって容疑者に関して作成された行政調査報告書の請求も決定した。

■下士官への疑い

裁判官団は、退役や罷免を被ったために弁護人を持たない容疑者に弁護人を付けるため、アンカラ弁護士会に書状を書くことを命じた。また、アイデン・イズミル弁護士による審理の生放送、 さもなくば報道を禁止にするという請求も「法に則ったやり方でない」という理由で却下した。

裁判所は、フェットフッラ―・ギュレン容疑者の本人不在のままの逮捕決定と、アディル・オクスズを含む逃亡中の容疑者達に関する逮捕決定を執行するため書かれる令状の回答を待つことを決め、ギュレンの送還とともに国際指名手配により捜索している他の容疑者に関する文書の回答も待つ方向で決定を下した。

裁判官団は、ByLockリストに登録されている容疑者に関して、情報技術機構に書状を書くことを決定し、容疑者のうちアフメト・タシュハンオール下士官の現行の証拠状況と勾留期間を考慮しながら、監視を条件とした釈放を決定した。

裁判官団は、その他の容疑者の勾留の継続を決定し、審理を10月9日~11月17日の期間に行うとして延期した。

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( 翻訳者:佐藤彩乃 )
( 記事ID:43403 )