エーゲ海岸ムーラに海路でPKK侵入
2017年10月06日付 Hurriyet 紙


ムーラのセイディケメル区で、諜報局の協力の下行われた作戦で、テロ組織PKK(クルディスタン労働者党;非合法)のいわゆる「特別軍」として組織され、シリアからムーラに侵入した4名のテロリストと彼らの援護を行った3人が逮捕された。

トルコ通信新聞のネシェト・ディシュカヤ記者の報道によると、諜報局の協力の下捜査を行ったメルスィン、ムーラ、アンタルヤ諜報担当局は、4名のテロリストが行動を起こし、テロ組織がエーゲ海・地中海広域の活動開拓グループ内で活動を行うため、シリアから海路でムーラのフェティイェ区に侵入したことを明かした。

2日間尾行を続けたテロとの闘い・特別活動担当局と軍警察司令部の部隊は、容疑者たちがセイディケメル・カシュ陸路のクムルオヴァ・カラデレ・ジャンクションで、一台の車に乗ったことを受け行動に移った。作戦の間、陸路はしばらく通行閉鎖された。作戦を行った部隊は、4名の容疑者と彼らを迎えに来た3名の車をギョルベント村付近で上空に発砲し、停止させた。2台の車に乗っていた7名は車両から降ろされ、地面へ伏せさせられた。爆発物と武器の有無を確認するため、容疑者は衣服を脱ぐよう要求され、その後捜査が行われた。七名の着用していた衣服からは銃3丁、双眼鏡1個、シリア籍パスポートと多少の金銭が 見つかり、彼らはムーラ市警察局テロとの闘い支部に移送された。

■森には自爆用装置

容疑者の一部は、レジェプ・エルドアン大統領にテロ未遂の日の夜に暗殺を試みてた容疑者が裁かれ、公判場所とされているムーラ商工会議所のサロンに自爆攻撃を仕掛ける計画していたといわれる。容疑者のうち3人も警察と軍に属する様々な場所に攻撃の準備を行っていたといわれる。DHAの報道により、容疑者の供述に基づいて、クヌク地区の森林地帯で行われた捜査で、地中に埋められた自爆用装置と武器と軍用品が押収された、と明らかにされた。

■追いつめられ組織に支援を望む

しばらくの間ムーラのセイディケメル地区に潜伏していたことが判明した4名のテロリストは逮捕されると悟ると、組織に支援を要望したことが分かった。追いつめられた容疑者を救出するため当該地域へ自動車に乗った3名のテロリストが送られた。森林地帯の潜伏場所から4名のテロリストを救いにいったPKKのメンバーを追っていた捜査部隊は、2台の車を停止させ、中にいたテロリストを拘束した。İHAの報道によると、PKKグループが郊外にいることを知り、不安が生じた地域の住民は、7名が拘束されて落ち着きを取り戻した。人々は、作戦が実施されたジャンクションで自撮り写真を撮り、ソーシャルメディアアカウントで軍警察と警察に感謝のメッセージを投稿した。

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( 翻訳者:山村 弥 )
( 記事ID:43509 )