イスタンブル大学の法学部で、システムに許可なく入り、8人の学生の成績を上昇操作した2人の職員について裁判が開かれた。
この恥ずべき事件は、イスタンブル大学の学長のもとに送られた告発の手紙で明らかになった。手紙には、「学長に申し上げます。法学科で何人かの友人の成績が低かったにも関わらず、AKSİS(学生自動成績記録システム)で数名によって改造され、合格点に上げられました」と書かれていた。告発の手紙を受けて、イスタンブル大学法学部の学部長によって調査がはじめられ、操作が法学部の学生事務局から行われたことが特定された。休暇中のM.Tという職員のユーザーネームとパスワードを使って別の職員らがシステムに侵入し、成績改ざんが行われていたことが明らかになった。システムに侵入したのは、セルハト・Ö容疑者とムサ・T容疑者であると述べられた。この2人について尋問が始められ、司法に通達された。
■違法な成績の改ざん
学長への告発をもとに、事件に関してイスタンブル共和国検察による捜査がはじめられた。法学部の学生ら、A.A 、O.K、 M.G、 H.T、 U.K、C.E、 F. Şそして Y.Kの8名に最終成績と統一試験の結果が通達された後、AKSİSシステムで不正に改ざんされたことが確認された。システムに不正に侵入し、データを改ざんした2名の職員に対する起訴状が用意された。2名の職員は、「システムに違法に侵入しデータを改ざん、消去し、法に反する形で利益を得た」罪で罰せられるよう要求された。裁判は、第一審刑事裁判所にて行われる。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:西田夏子 )
( 記事ID:43548 )