大学入試、こう変わる!
2017年10月12日付 Hurriyet 紙


新しい大学入試システムの詳細が10月12日の木曜日に明らかになった。高等教育機構(YÖK)会長イェクタ・サラチ教授は、今年初めて高等教育機関試験(YKS)が実施されると話した。では大学入試一斉試験とは何なのか?新しい大学入試システムはどう運用されるのだろうか?

新しい高等教育機関試験(YKS)がどのようになるのか、という問いは、多くの生徒が最も関心を持ち、調べるテーマの一つとなっている。YÖK会長イェクタ・ サラチ教授は、新しい大学入試システムについて語った。試験の名前は高等教育機関試験であり、基礎学力試験の点数が200点以上の受験生はこの点数を希望す るならば翌年の試験にも有効となると教授は述べた。では新しい大学入試システムであるYKSとは何なのか?YKSシステムはどのように運用されるのか?以下がその詳細である。

YÖK会長イェクタ・サラチ教授が、新しい大学入試システムについて発表した。試験の名前は高等教育機関試験となっている。基礎学力試験の点数が200点以上の受験生は、希望するならその点数を翌年に持ち越すことが出来る。YKSの受験者は土曜日に2つの試験に臨む。第1試験ではトルコ語と数学の試験が出題され、第2試験では言語・地理・歴史、数学、理科、社会が出題される。外国語試験は同週の日曜日に実施され、80問が出題される予定だ。試験は今年初めて実施される。

YÖK会長イェクタ・サラチ教授は、大学入学に際して新しい入試制度の詳細を生放送で発表した。サラチ教授による新入試制度の説明は次の通りである。

試験の名前は高等教育機関試験。高校教育にあらゆる配慮・努力を向けることが肝要である。このため試験はある週末に終了するよう予定している。トルコ語と数学はこの試験の骨子となるだろう。この強調は他の科目が問われないということではない。教育カリキュラムが基礎となる。家族や生徒は決して心配しないでほしい。

■2つの試験

生徒は勉強の方針を変えないように、怠ることなく授業に出席するように。この新しい制度により世界の二つの手法に意を払い、更に単純に、さらにシステマチックに実施できるものにしていきたい。

試験で受験生は2つの科目を受験してもらう。最初の試験は基礎学力テストの予定だ。思考力を働かせる言葉の運用力、計算能力を試すテストを実施する。

第2試験もある。外国語試験は日曜日に1回のみで実施される。全受験生は第1科目を受験しなくてはならない。第1科目終了後に昼食休憩を設ける。

■問題数

第1試験ではトルコ語40問と数学40問が出題される。このテストの結果が受験生の基礎学力テストの点数となる。このテストは、つまり基礎学力テストのボーダーとなる点数を明らかになる。ボーダーとなる点数は最低でも150点になる。180点以上の受験生は、学士課程を選択する権利が与えられる。200点以上のものはこの点数を翌年に持ち越すことが出来る。

第2試験では文学・地理、社会科学、数学、理科と4つのテストが出題される。

学部決定では準学士については基礎学力テストの点数が基本となる。学士については点数の種類としては4つが基本となる。国語、数学、両科目同等、外国語である。基礎学力テストの比重は40%になる。中等教育試験結果の計算にはいかなる変更も加えられていない。

■簡潔で、シンプルで簡単に理解できる、簡単に実施できる

まとめると、新しい試験制度はより簡潔でシンプルで容易に理解でき、また容易に実施できるものである。トルコの高等教育にとって非常に重要な入口をとびこえる。これは、基礎学力点数を定め、基礎学力試験の実施でなる。

■質疑応答

-試験日程は明らかになっていますか。

この入試制度の基本情報の方法・基本の発表はYÖKに一任している。しかし大学入試センター(ÖSYM)にも試験日程がある。入試センター所長とともにこの件について話し合っていく予定である。

-試験期間については決定しましたか?

ストレスを与えないためにも必要な試験期間の発表について、教育専門家や心理学者に意見を求める。第1試験は短期間のものとなる。

全体として問題毎の解答にかかる時間の計算をしてみると、この2006年から2009年の間では1分であった。その後、1.5分から1.7分の解答時間が与えられていた。我々は受験生が快適に落ち着いてこの試験に取り組めるような時間を与えることを主眼としている。

-新しい入試制度はいつから適用されますか?

今年最初の試験にこの制度が適用される。間髪入れずに今年この制度を実施する。

-受験生が再び試験に臨み、去年より点数が落ちた場合、また過去の点数を利用できますか?

希望する点数を使用できる。我々は可能な限り受験生に快適な試験期間を過ごしてほしい。

-15分ルールは変更されますか?

これは試験の方法と基本ではなく、運用に関する質問である。大学入試センター所長とこの件について話し合ってきた。所感であるが、去年の試験での懸念事項は今年は起きないだろう。一連のセキュリティ問題は存在する。しかしこのこのセキュリティへの懸念と試験の快適さの間で均衡をはかる必要がある。

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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:43556 )