法改正後、ムフティ―による初の婚礼指揮
2017年11月15日付 Hurriyet 紙


ムフティーに婚礼式を指揮する権限が与えられた後、ムフティーが初めて公式に婚礼を指揮した。[ディヤルバクルの]ビシミル自治体の調整の下で実施された集団婚礼式で、ビシミル郡ムフティーのアフメト・ドゥルムシュ氏は、メフメト・エミン・セヴィムさんとオズレム・セヴィムさん夫妻の婚礼式を指揮し、公式の結婚許可証をも新婦に贈呈した。

国会本会議の10月18日の議事で承認された後に大統領府に送られ、ムフティーに婚礼を指揮する権限を与えた人口諸事法案が官報で発表され施行後、ビシミル自治体の指導下の集団婚礼式で初の具体例が生じた。

ビシミル自治体によって今晩19時に郡の婚礼式場で集団婚礼式が行われた。30組の夫婦の公式な結婚式が指揮された式には500人の招待客が参加した。式では最初にビシミル自治体のトゥルガイ・ギュレンチ首長代理は、新婦エズギさんと新郎メストさんというギョクナル夫妻の婚礼式を指揮した。夫婦にお祝いの言葉を述べたギュレンチ首長代理は、結婚許可証をも新婦のエズギ・ギョクナルさんに贈呈した。

■ムフティーが初めて婚礼を指揮

その後トルコで初めてムフティーが婚礼を指揮した。郡ムフティーのアフメト・ドゥルムシュ氏は、婚礼を指揮した際に興奮しているように見受けられた。結婚式 の間、時折新婦と新郎に質問をなげかけた際にムフティが行った誤りを、本当の婚礼役の役人であるルファト・アカン氏が介入し修正につとめた。メフメト・エミン・セヴィムさんとオズレム・セヴィムさん夫妻の婚礼を指揮したムフティーのアカン氏は、公的な結婚許可証をも新婦に渡した。ムフティーのドゥルムシュ氏は、ここで行った談話で自身に8人の子供がいることを明かし、新たなに結婚する夫婦に少なくとも5人の子供を産むことを勧めた。

残りの夫妻の婚礼を自治体の公式婚礼役人のルファト・アカン氏が、まとめて指揮した。全ての質問に新婦と新郎は共に「はい」と答え、新たな夫婦生活の第一歩を踏み出した。

婚礼の後、トゥルガイ・ギュレンチ首長代理は、新たに結婚した夫妻に洗濯機と食器洗浄機と冷蔵庫の引換券が入った封筒とコーランとトルコ国旗を贈った。

大きな釜で料理されたカヴルマと米、および土鍋料理が招待客にふるまわれた式では、その後ギュレンチ首長代理、マフムト・ヴラル副首長、結婚した夫妻と共に民謡と共にハライを踊った。

トゥルガイ・ギュレンチ首長代理は、第二回の集合的婚礼式で初めてのことを行ったと明かし、「ムフティーが、婚礼指揮者として承認された法の施行後、トルコで初めて我々のムフティーが婚礼を指揮した。婚礼費用、新婦と新郎の服を含め白物家電も市として提供した。我々は国で出来ることを国民のために実施する。このように我々は民法に基づいた婚礼を勧めている。今後、様々な式で人々に奉仕し続けるつもりである」と述べた。

■ムフティーのドゥルムシュ氏:我々が違法な婚礼を指揮することは不可能

郡ムフティーのアフメト・ドゥルムシュ氏は、以前に宗教婚を指揮したことを明かし、初めて公式な婚礼を指揮という興奮があると述べた。ドゥルムシュ氏は、「初めて公式な婚礼を指揮する。今晩、以前に婚礼を執り行った30組の夫妻が公式婚礼を行う。かつては夜中に来て我々に、『来てください、婚礼を指揮してください』と言っていた。我々は赴いて指揮したが、宗教婚を指揮することができた。皆には幼児結婚が増えるとの心配があった。我々も結婚を管理する役人同様に、ついに法が我々に与えた法の枠組みで婚礼を指揮する。法において明かされた歳が何歳であろうと、我々も規定年齢以下の子供の婚礼を決して指揮しない。違法な婚礼を我々が指揮することは可能ではない。宗務庁が我々に与えた権限の範囲で公式に婚礼を指揮するつもりである」と話した。

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( 翻訳者:山村 弥 )
( 記事ID:43777 )