「セルデム」という作戦名を持つビラル・セルハト・サルタシュは、テロ組織PKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)のトルコ領内で最も活動しているものの一人で、カンディルで数年間特別教育され外国の諜報チームの訓練も受けており、PKKの「潜伏工作員の責任者」として知られている。トゥンジェリ県ピュリュミュル渓谷で起きた武力衝突でその遺体が回収された。PKKメンバーであるサルタシュとともに遺体が回収された2人の女性のうちの一人は、PKKの、いわゆる「デルスィム州東部戦線」の責任者で「セルヤ」とのいう作戦名を持つオズレム・チフトチであることが分かった。
「セルデム」という作戦名をもつビラル・セルハト・サルタシュは、PKKの、いわゆる「デルスィム州司令本部」と名付けられているトゥンジェリ地区における、「デルスィム地区特別軍」の責任者で、(トルコ)内務省がつくった「オレンジリスト」に名前が載り、60万トルコリラ(約1700万円)の賞金が懸けられ捜索されていた。国家諜報機構(MİT)、軍警察、警察特殊部隊が共同で実施した軍事作戦で3人の遺体とともに回収した。
1980年にディヤルバクルで出生した、「セルデム」という作戦名を持つビラル・セルハト・サルタシュは、およそ18年間、組織(PKK)の一員として武装工作活動を行い、長年カンディルで軍事訓練を受け、外国の諜報部隊から特別訓練を受けたあと、トゥンジェリ地域へ戻ってきたといわれる。
ピュルミュル渓谷ザーゲ地区で遺体を回収されたサルタシュは、組織(PKK)の特にテロ組織「潜伏工作員」として知られており、同組織の特殊軍として知られるユニットの責任者であり、すべての活動及び爆弾を使った攻撃の命令はこのテロリストが出したといわれている。
■女性責任者も殺害された
サルタシュとともに遺体が回収された2人の女性のうちの一人は、PKKの、いわゆる「デルスィム州東部戦線」の責任者で、「サルヤ」という作戦名をもつオズレム・チフトチであることが分かった。治安部隊は、PKKメンバーのチフトチが多数の兵士を殉職させた活動に参加していたことを明らかにした。2015年にトゥンジェリ地域のムンズル渓谷内で多数の破壊工作を行い、多くの公共車両を自ら焼いたことが分かった。
治安部隊の情報によれば、14歳でハッキャリー郊外の山へ行き、その後カンディル地域へ送られた「サルヤ」という作戦名のオズレム・トフトチは5年間、トゥンジェリ郊外で武装工作活動を行っていたという。
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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:43867 )