フェトフッラー派テロ組織 (FETÖ)に対する、7月15日クーデター未遂後、最大の打撃が、アンカラにおける65の「隠れ家」の発見により、下された。組織の再構築プロセスを始めたFETOの秘密指導者、地域責任者、匿名メンバーらが逮捕された。トルコに残るFETOの最高レベルの内部の指導者A.K.は逮捕された。逮捕されたFETOリーダーのフェトフッラー・ギュレンの甥サルマン・ギュレンの手に手錠が繋がれた写真も公表された。
■ギュレン氏の甥を拘束した軍事作戦で注目された人物
アンカラ警察諜報局チームは、7月15日クーデター未遂後の解散プロセスにあったFETOが、アンカラで設立した「隠れ」家で集会を行い、再度再結成プロセスに入ったことを明らかにした。これを受け、捜査をはじめた諜報部員は、組織の最高レベルの軍内部の指導者はA.Kを追跡した。
海軍における組織指導者の上級職で、各県を亘り地域の指導者らを監視するA.K.が、隠れ家で組織の秘密リーダーや匿名メンバーらと会議を行ったことが明らかとなった。6ヵ月間A.K.の足取りを丁寧に辿り、関係が明らかにされた。
■トルコ国内の最高指導者
A.K.の追跡結果で明らかとなった65の隠れ家が制圧され、66人が拘束された。拘束されたA.K.がトルコに存在する最高レベルの軍部内の指導者であることが明らかとなった。A.K.がクーデター未遂後に継続的に面談を行い、組織を結集し、新しい人員獲得に努め、拘束された軍人の家族と面談し、精神的・物的支援を補償してきたことが明らかとなった。
■ギュレン氏の甥が手錠をかけられた写真が公表
同作戦で拘束されたFETOリーダーのフェトフッラー・ギュレンの甥サルマン・ギュレンの手に手錠がかけられた写真が公表された。FETOのロシア地区の責任者でアプリByLockに登録していた甥のギュレンは、組織を呪い、関係を切ったと述べているという。
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( 翻訳者:山根卓郎 )
( 記事ID:43922 )