レイナ襲撃テロ裁判で、7人釈放
2017年12月15日付 Milliyet 紙


オルタキョイにあるナイトクラブ、レイナで年初めの夜に起き、39人が亡くなったテロ事件に関する裁判で、法廷は7人の釈放を決めた。

イスタンブルの第27重罪裁判所によりシリブリ刑務執行所の敷地の向かいにある広間で5日間に渡って続いていた公判が終了した。

被告人の主張の終了後、同伴弁護士が陳述を行った。被告マシャリポヴの弁護士は、事件では見過ごされていることがあるとし、この問題についても調査が行われるよう求めた。その後に発言を行った、レイナ運営者のメフメト・コチアルスランの弁護士アイジャン・ボリュクバシュオール氏も、2016年1月12日にスルタンアフメト広場で、2016年3月17日にはイスティクラル通りでも起きたテロ組織のイスラム国による自爆攻撃事件に触れながら、事件より約6か月前に警戒態勢を引き上げるようイスタンブル県知事府に要請書を送ったと述べた。ボリュクバシュオール弁護士は、問題の要請書に対する返答は、レイナ事件から約一ヶ月半後に届き、また、警察当局が運営者に危険分析レポートを送って、とるべき対処法を明らかにしていると述べた。被告人と弁護士たちの証言終了後、裁判官団は中間判決を発表した。

■法廷は7人の被告人を釈放した

法廷の決定により、捕らえられた被告人、ジェリル・チェイリキ、マウマウトゥ・ジュマウヌヤズ、サブリ・ベントハベト、アブドゥラフ・トルキスタンル、ムハンメト・ケリム、フシュヌジョン・クルバノフ、ムラズズ・ムルソブトフにかけられた嫌疑が変わる可能性、個々の状況、証拠状態、穏当性の原則が理由となって、釈放されることになった。法廷は、釈放が決まった被告人に対して法的監視下に置くことを決定した。非常事態特別政令(KHK)により弁護士との面会は制限される状態が続くとした裁判官団は、事件日に関係する報道機関によって撮影された全ての画像・映像が要求されると命じた。最大の容疑者であるアブドゥルカーディル・マシャリポヴを含む他の44人の被告人ついて、勾留継続を決定した裁判官団は、公判を3月26日~30日まで延期した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:佐藤彩乃 )
( 記事ID:43971 )