新年行事なし、それでもどこも人でいっぱい
2018年01月02日付 Milliyet 紙


イスタンブルでは年越しイベントは何もなかったが、年明け前後の時間帯の市内の繁華街はかなり混雑していた。今年の"年明け"祝いの焦点は、厳重な安全対策であった。

市民が年明けを迎えるのに集まる中心地をはじめとし、都市全域に警察官3万7千人が配備された。さらに市内の1747地点が6989個の防犯カメラで監視され、カンガル犬やアクバシュという犬種の警察犬も今年初めてタクスィム広場で任務についた。

広場では特殊任務警察が夜通し目を光らせて見守り、軍警察もアセルサン社のドローンで、空爆に対する監視を行った。タクスィムに続くいくつかの場所ではセキュリティチェックポイントが設けられた。タクスィム広場に入る人はセキュリティチェックで手荷物と身体検査を受けた後、広場に入場できるようになっていた。

厳しい警戒体制はタクスィム同様、市内の多くの場所で感じられた。特殊任務局の1000人のスタッフが39地区の100地点で警備につき、海上保安庁沿岸警備局の船舶や航空警備局の警察ヘリコプターも支援にあたった。オルタキョイ広場もかなり混んでいた。ムスタファ・チャルシュカン県警察局長はオルタキョイを訪れ安全措置を検査しており、浜に降りる人は皆セキュリティチェックを受けていた。海では小舟から花火が打ち上げられた。

バーダト通り(カドゥキョイ)では、派手に2018年を迎えた。通りの人々はズルナ(笛の一種)太鼓を演奏した。新年を迎えると市民は願いの灯りを灯した。祝いの騒ぎにより大通りは交通渋滞が発生した。警察は祝いの騒ぎのため、大通りに厳重な警戒体制をしいた。2018年を迎えるのに最も変わったお祝いはシシュリのクルトゥルシュで起こった。何年も続く慣習が今年も繰り返された。クルトゥルシュ区の住民は鍋、おたま、フライパンを叩いてカウントダウンを始めた。時計が0時0分を示すと窓からボトルやコップ、お皿を投げて2018年を迎えた。

■橋に駆けつける人々も

ボスフォラス第一橋(7月15日殉職者橋)で新年を迎えた人々はカラフルな外見をつくりあげていた。2017年の最後に車を橋の上に止めた人々はヨーロッパとアジアの間で新年を迎えた。橋上では交通警察が市民に注意喚起をしていた。

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( 翻訳者:岩田紗知 )
( 記事ID:44084 )