着陸失敗のペガサス機、さらに1.5メートルずり落ちる
2018年01月16日付 Cumhuriyet 紙


アンカラートラブゾン間を就航し、トラブゾン空港に降り立った後、滑走路を超えて海の25m手前でようやく止まった飛行機は、止まっていた場所からさらに1.5m海にずり落ちた。対応に当たったチームは、杭と詰め物を使って飛行機がさらにずり落ちないように強化した。

アンカラートラブゾン間を就航しているペガサス機、便名PC8622、ボーイング737-800種旅客機が、金曜23:30頃にトラブゾン空港に着陸の際に制御不能となり、滑走路から北に向かって海にずり落ちた。

着陸用の装備が粘土状の土に埋もれた機体は、海に25m手前で止まった。この飛行機に関し設けられた危機委員会では救出プランを作成した。

■機体の周りに詰め物が行われた

滑走路を飛び出た飛行機に行われる救援作業の中で何トンものクレーン機が近づく予定の場所には、トラブゾン広域市のチームによって始められた作業が今日も続いている。何トンものクレーンが置かれる土壌の強化作業では土地に石を詰めている。周囲の雨により泥のようにぐちゃぐちゃになった土壌は、石を詰めることで広がった。

■1.5mさらにずり落ちた

機体は、滑走路から飛び出し傾斜で粘土状の土に埋もれて止まったが、ずり落ちないよう作業を行ったにもかかわらず、今朝行われた作業の際に1.5m海へさらにずり落ちたのが確認された。これを受けて対応したチームは、詰め作業を機体の周りと前面に対して行った。周りに打ち込まれた4つの杭で機体は再び停止した。

■燃料と荷物は除かれる

トラブゾン空港内で設けられた危機委員会は機体に関して救出プランを具体化した。プランによると、何トンものクレーンを持ち込んで機体がある場所から段階的に引き上げる予定だ。機体が引き上げられる前に燃料を空にし、次に乗客たちの荷物とキャビンにある個人の荷物も回収される。クレーンで滑走路まで引き上げられる機体は格納庫で技術的検査を施される。海に落ちている右のエンジンと車輪は、沿岸警備隊と水中処理班によって引き上げられるという。

■事故の被害レポートが作成されている

オルタヒサル郡長ヌマン・ハティポールは、滑走路から飛び出し海の25m手前で斜面に埋もれ止まった機体に関して民間航空総局事故被害チームによる調査は継続しており、レポートがまだ準備できていない、と話した。彼は、トラブゾン空港で空港利用で問題は生じなかったと述べ、事故を起こした機体が現在の場所からどのように引き上げられるかという点で今日決定を下し、この決定に従い機体が引き上げられると述べた。 同郡長は、事故の被害レポートに関する調査が完了し、レポートとして完成したら世間へ情報を公開するとも伝えた。

■乗客たちはクレーム

一方で、滑走路から飛び出し傾斜で粘土状の土に埋もれて止まった機体には162名乗客がいた。そのうち5名は空港の警官の詰め所に来て、「安全管理はどうなっているんだ!」と航空会社に関して苦情を訴えた。

事故に関してトラブゾン共和国検事局によって開始された多方面の調査が続く中、検察は苦情者から事情を聴取すると明らかにした。

■市長:極めて重大な危険を乗り切った

トラブゾン市長のオルハン・フェブジ・ギュムリュクチュオール氏は、空港で滑走路から飛び出し粘土状の土に埋もれた機体を斜面から引き上げる作業に支援を出すと明らかにし、以下のように述べた。

「多くの人々は飛行機での大変重大な危機を乗り切った。一機の飛行機が滑走すること生じた乗客160名と乗組員4名の大きな危機を乗り越えた。アッラーに感謝する、人命被害はなかった。消防士がすぐに現場に配置された。砕石が必要になり、多くのトラックがそれをそこに運んだ。私たちは家族である。仕事の際には仕事、規律を要する際には規律。結婚式、葬式、社会的問題もあるが、常に私たちはお互い様である。私たちは常に肩を寄せ合って頑張っていくつもりだ。」

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( 翻訳者:西山みなみ )
( 記事ID:44166 )