YPGのロケット砲、キリスの歴史的モスクに着弾、死者2名
2018年01月24日付 Cumhuriyet 紙
シリアのアフリーン地域からキリスに、ロケット弾が2つ着弾した。ロケット弾の一つはキリス市中心にある夜の礼拝を行う人びとがいる歴史的なモスクに落ちた。これにより2人が死亡、11人が負傷した。
シリアのアフリーン市にあるクルド人民防衛隊(YPG)の拠点から飛ばされた2つのロケット弾のうち一つは、18時15分に、キリスのジュムフーリエット通りにある歴史的なチャルク・モスクに、2発目は25分後の18時40分に100メートル離れたキャーム・カラベキル地区に落ち、爆発した。キリス県知事府は、 一発はチャルク・モスクに、もう一発は100メートル離れた家に落ちた二発のロケット弾に関する発表で、二人が亡くなったと明らかにした。
■キリス県知事府:2人死亡、11人負傷
キリス県知事府は、晩に一発はチャルク・モスクに、もう一発は100メートル離れた家に落ちた二発のロケット弾に関する発表を行った。発表では、二人が犠牲になったと明らかにし、以下のように述べた。
「今日18時10分、クルディスタン労働者党(PKK)/クルディスタン社会連合(KCK)/クルド民主統一党(PYD)-クルド人民防衛隊(YDP)のテロリストらは我々の県中心部にシリアのアフリーンからロケット攻撃を行った。ロケット弾の一つはモスクを狙ったものだった。夜の礼拝の最中であったトルコ人とシリア人が一人ずつ、計二人の命が失われた。6人のトルコ人が負傷した。二発目のロケット攻撃を受けた家では5人が軽傷を負い、負傷した人らは現在治療を受けている。亡くなった人らに対し、神からの慈悲がありますように、負傷した人へは一刻も早い回復を祈っている。」
最初のロケットはチャルク・モスクのドームに落ち、大きな音をたて、爆発した。モスクに大きなダメージが与えられた。17時56分に詠まれたアザーンのあとに来て夜の礼拝を行っていた人びとのうち8人がモスクから出る時に負傷した。モスクで死にかかわる事態が起きている時、現場にすぐ救急そして治安部隊が来た。負傷者を救急車で病院に運ぶ際、治安部隊は新たな攻撃の可能性があるため、道にいた人々に警告し、遠ざけさせた。爆発したロケット弾によってドームが開いたモスクは、廃墟となった。
その25分後の18時40分に、歴史的なモスクから100メートル離れたキャーズム・カラベキル地区にまた一つロケット弾が落ち、爆発した。
■県知事:街の中心に2つのロケット弾が落ちた
キリス県知事メフメト・テキンアースラン氏は、100メートルの距離で街の中心部に2発のロケット弾が落ちたと明らかにし、「一つは礼拝の最中にモスクに落ちた」と述べた。攻撃の後、ロケット弾を発射した場所は、治安部隊によって確認され、国境に配備された砲兵隊によって砲撃された。
■ロケット弾の攻撃によって死亡者数は2人に
シリアのアフリーン市にあるYPGの拠点から飛ばされ、キリスのモスクに落ちたロケット弾によって負傷したシリア人、タルク・タバク氏も、病院で治療が施されたにも関わらず助からなかった。モスクのドームに落ちたロケット弾によって亡くなったもう一人はムザッフェル・アイデミル氏であったことが明らかになった。 11人の負傷者は病院での治療が続けられている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:内山千尋 )
( 記事ID:44248 )