フルカン財団(教団)に強制調査
2018年02月08日付 Milliyet 紙


フルカン教育・慈善財団に対する計画的捜査において拘留された、その創設者兼リーダーであアルパルスラン・クイトゥルを含む28人が法廷に送られた。

アダナを中心に3つの県で行われたフルカン教育・慈善財団に対する強制捜査で拘留された、クイトゥルを含む28人に対する警察での手続きが終わった。アダナ法医学ユニットにおける健康チェックを終えた容疑者たちは、極度の安全対策のもと法廷に送られた。警察の担当者は、捜査の際の大量の資料を裁判所に運び込んだ。

■財団のリーダーもいる

アダナ共和国検事局によって、「財団活動の名の下、創設目的とは異なり、憲法で定められた秩序に反対する思想と行動を一体化して行動し、公共の安全を脅かす活動を実行する犯罪集団」と言われたフルカン教育・慈善財団の指導者と責任者たちを含む容疑者たちへ、逮捕の決定がなされた。県警察本部テロ対策支部チームによると、1月30日に33箇所への同時の強制捜査が計画され、創設者兼リーダーのアルパルスラン・クイトゥルを含む28人の財団責任者やメンバーが拘留された。財団の本部がある建物での捜査では、金庫と戸棚から申告外の36万4千トルコリラ(日本円で約1千37万円程、2018年2月10日現在)が押収された。フルカン教育・慈善財団は、法廷により創設目的ではない活動のため、管財人を宣告された。

■隣接する県からも警察の援軍が来た

アダナ警察は、クイトゥルを含む28人を極度の安全対策の中で裁判所に送った。隣接する県から来た応援の特殊部隊の警察は、裁判所の近くで鳥も伸ばさないほどの警備を敷いた。裁判所につながる道路やイノニュ公園周辺は警察が柵で閉鎖した。また、道路の端にはTOMA(対デモ活動車両、水砲が搭載された車両)が待機した。財団の女性たちが一つの場所に集まり、クイトゥルを待っている姿が見られた。

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( 翻訳者:瀬戸慈弘 )
( 記事ID:44328 )